久保(左)はビダル(右)らの激しいチャージに何度も弾き飛ばされていた。(C)REUTERS/AFLO

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「コパ・アメリカはインテンシティーが相当高いと思うので、戦う覚悟が必要になる」
 
 日本代表の森保一監督は6月9月のエルサルバドル戦後、コパ・アメリカに向けた展望をそう語っていた。
 
 実際、6月18日のチリ戦で森保ジャパンは、この「インテンシティー」の面で大いに苦しんだ。柴崎岳が試合後に「インテンシティーの部分はもっと高めなければいけないと思います。彼ら(チリ)のほうが競り合いやその後のセカンドに関しても数段上だった。そういった小さな部分は大きな差」と振り返ったとおり、0−4と大敗を喫した主因になったと言ってもいい。
 
 インテンシティーを測るうえで大きな指標となるのが、デュエル(1対1の競り合い)のスタッツだろう。チリ戦の日本代表のデュエル・スタッツは以下の通りとなっている。
 
●背番号・選手名/総デュエル数(デュエル勝利数)
3中山雄太/18 (5)
21久保建英/17 (5)
10中島翔哉/15 (8)
14原  輝綺/13 (7)
2杉岡大暉/11 (8)
13上田綺世/10 (4)
16冨安健洋/10 (6)
9前田大然/8 (2)
5植田直通/7(3)
7柴崎 岳/5 (1)
18岡崎慎司/2 (1)
20安部裕葵/1(1)
23大迫敬介/1(1)
11三好康児/1(0)
 
 スタメン組でデュエル勝率が半分以上と、その面に限ればチリと互角に渡り合ったと言えるのは、中島、杉岡、冨安の3人のみ。他は軒並み劣勢を強いられており、トップ下を担った久保も、17回の競り合いのうち勝てたのは5回だけだ。何度かテクニックとタイミングで相手を交わして違いを作ったが、総合的にはチリの激しいチャージに苦しんだことがスタッツにも表われている。
 
 6月21日に戦うウルグアイは、チリと同じく激しいデュエルを持ち味とするチーム。真剣勝負の場だけに、日本が4−3で勝利した10月の親善試合とは比較にならないほどの、ハイインテンシティーで臨んでくるだろう。1対1の状況をできるだけ作らない、プレースピードやパススピードを上げてデュエルの数を減らすなどの部分も含めて、対策が求められる。
 
構成:ワールドサッカーダイジェスト編集部