子どもの思考力を高める、梅雨時の4つの遊び

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 外で遊ぶことが大好きな子どもほど遊び方に迷い、「つまんない〜!」と困ってしまう梅雨。そんな時期を利用して、外での遊びではできない経験をたっぷりさせてあげましょう。そこで、雨の日に取り組みやすいオススメの遊びをご紹介します。

■図鑑や本を読む

 絵本や図鑑、小説などを「読みなさい」と言っても、「外の方が楽しい!」と出て行ってしまう子には大きなチャンスです。TVやスマホのゲームを与えるのではなく、一緒に図書館に行ったり、家族全員で家の中で読書をする時間を設けたりしてはいかがでしょうか。雨の日なら読書ができる、という子は多いですよ。

■雨の中を散歩する

 雨の日は、普段とは違った景色を味わえることが多いです。風邪をひかないようにレインコートを羽織り、雨の音や自然の色を見に出かけてはいかがでしょうか。普段と違う見え方やものごとを発見し合う、子どもたちの五感を鍛えられる遊びです。

■工作をする

 ダンボールや色紙、テープなど、素材だけを渡して自由自在の工作を楽しむのもよいでしょう。何もないところから作品や遊びを生み出す過程では、創造力や表現力を磨くことができます。

■お手伝いに挑戦させる

 お母さんのお手伝いに、時間に余裕を持って取り組めるチャンスです。例えば、「外で遊べない代わりに、美味しい夕食を一緒に作っちゃおう♪」と料理のお手伝いをさせれば、段取りを考えたり、火の扱い方を知ったり、食材について知ったりする時間になります。

 雨の日の遊びでは、ものごとを把握し、理解し、自分なりに表現する、そんな時間をたっぷり過ごすことができます。小学生以上であれば、子どもにカメラを渡して自由研究のように研究・発表させるのもオススメです。雨の日だからこそできる遊びで、子どもの頭をフル回転させてあげてください。

(Nao Kiyota)