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写真ファン注目の交換レンズを持って、オリンピックの開催を翌年に控えて変化を続ける東京をブラブラと撮り歩いてみました。今回選んだのが、先日発表されたカメラグランプリで見事にレンズ賞を獲得したソニーの「FE 24mm F1.4 GM」(SEL24F14GM)です。有効4240万画素のフルサイズミラーレス「α7R III」に装着し、豊洲周辺を撮り歩きました。

FE 24mm F1.4 GMは、ソニー製交換レンズの最高峰ブランド「G Master」シリーズの最新モデル。開放F値1.4と明るいレンズながら、約445gと軽量。フィルター径も67mmと、肥大化の進む高性能レンズでは珍しくコンパクトな設計になっています。小型軽量のα7R IIIに装着してもバランスがよく、レンズを付けたまま長時間携行しても疲れないサイズと重さなのが評価できます。

小型軽量とはいえ、G Masterを冠するシリーズなので内容は申し分ありません。最新の光学設計と設計基準によって、高い描写性能を備えているのです。超高度非球面XA(extreme aspherical)レンズで点光源の描写も忠実ですし、ナノARコーティングで太陽光によるフレアやゴースト、内面反射が抑えられ、ヌケ感のある写りを楽しめます。11枚羽根の円形絞りによる美しいボケは、優しく自然な描写を可能にしてくれます。

さらに、レンズの最前面はフッ素コーティングが施されており、指紋やほこり、水滴などが付きにくくなっています。防じん防滴に配慮した設計となっているので、この梅雨の時期も積極的に持ち出したくなります。

使用感も上々でした。鏡筒の側面に設けられたフォーカスホールドボタンは好みの機能を割り当てられますし、節度感のある絞りリングは絞りが素早く設定ができます。レンズ外装の仕上げも高級感があり、使っていて気持ちがいいほどです。

1日中カメラを提げて撮り歩いても疲れず、シーンを問わずこれ1本でこなせるハイスピードレンズとして、高価ながら幅広い層にオススメできる1本です。