(写真)質問する山添拓議員=4日、参院国交委

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 日本共産党の山添拓議員は4日の参院国土交通委員会で、工期のひっ迫で無謀な長時間労働を強いる実態を示し、適正な工期設定の徹底を求めました。

 この中で、大成建設が元請けの「丸の内3―2」計画工事について、千葉土建一般労働組合の告発を紹介。「2年前に3人が亡くなる転落事故が発生し、昨年夏は猛暑の中で休憩所のエアコンもなく、熱中症が懸念された」と指摘し、「大成建設は職人を人間扱いしていない」など労働者の声を示しました。

 山添氏は、工事完成間近に工期がひっ迫し、「遅れているから休むな。24時間働け」と言い、長時間労働を強いてきたとして、「工事開始後に事故やトラブルによって工期がずれ込むケースも多い。契約途中で著しく短い工期を強いる事態にどう対処するのか」と追及。石井啓一国交相は「工期がひっ迫する場合に、著しく短い工期を強いることのないよう、適切な工期変更がされるべき」だと述べました。

 山添氏は、建設労働者の低賃金問題について、設計労務単価を引き上げても現場に十分行き渡っていないとして、国交省の中間搾取の実態調査結果を質問。同省の野村正史土地・建設産業局長は低回答率などで「十分な分析ができていない」と述べました。山添氏は「大事な調査だ。ぜひ工夫してほしい」と要求しました。