昨季はブンデス1部復帰に大きく近づきながらも、終盤での失速により来季も再びブンデス2部で迎えることとなったハンブルガーSV。指揮官にはヴォルフスブルクやグラードバッハにてチーム再建に成功した、ベテランのディーター・ヘッキング監督を迎え入れており、月曜日から新シーズンに向けて練習を再開した。

 そこには代表参加中の伊藤達哉、リック・ファン・ドロンゲレン、ヴァシリエ・ヤニチッチ、ベルカイ・エズカンに加え、妊娠中の婦人をサポートするため母国ブラジルへの滞在延長を願い出たダグラス・サントスの姿も見受けられていない。

 一方で来季に向けてハンブルクが獲得した新戦力、ダヴィド・キンソンビ、ルーカス・ヒンターゼーア、ヤン・ギャメラー、ジェレミー・ドゥジアク、ダニエル・ホイアー・フェルナンデスに加え、酒井高徳の姿も見られたことが地元紙ハンブルガー・モルゲンポストの電子版で掲載されている。

 昨季の最終節では、一部のファンから心無いブーイングが浴びせられてショックを受けていた酒井高徳には、今夏に日本復帰の噂が浮上しており、ヴィッセル神戸からの関心が寄せられていると紹介。

 その上で来季に向けて再始動したこの日、酒井高徳がまずハンブルクに戻り、メディカルチェックやパフォーマンステストに参加していたことも併せて伝えられた。なお酒井高徳とハンブルクとの契約は来季いっぱいまで。