“代表先発初共演”となるMF久保建英(左)とMF中島翔哉(右)【写真:浦正弘&Noriko NAGANO】

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「中島+久保」が揃って先発、強力ホットラインが華麗なハーモニーを奏でるか

 森保一監督率いる日本代表は現地時間17日のコパ・アメリカ(南米選手権)初戦でFIFAランキング16位のチリ代表と対戦する(エスタディオ・ド・モルンビー/現地20時・日本時間18日8時)。

 14日にFC東京からレアル・マドリード移籍が決まったMF久保建英がA代表で初めてスタメンに名を連ね、10番MF中島翔哉(アル・ドゥハイル)と先発初共演を果たす。

 チリ戦の前日会見に出席した森保監督は「所属クラブは代表に派遣義務がなく招集が難しかった。最強ではないかもしれないが、現在の条件のなかではベストな招集」と言及。東京五輪世代の若手が中心となった今回の代表チームにおいて、注目を集める1人が18歳アタッカーの久保だ。

 今季は首位を走るFC東京でハイパフォーマンスを披露するなど攻撃をけん引。9日の国際親善試合エルサルバドル戦(2-0)では後半22分から途中出場し、18歳5日でA代表デビューを飾った。コパ・アメリカにも継続招集され、14日にレアルへの電撃移籍が発表されると海外メディアから大きな脚光を浴びている。

 チリ戦のスタメンが発表され、中島やFW前田大然 (松本山雅FC)、FW上田綺世(法政大)らとともに名を連ねた。なかでも注目を集めるのが「中島×久保」の強力ホットラインだ。

 2人はエルサルバドル戦の後半途中に同時投入され、23分間ながら初共演。終了間際にFW大迫勇也(ブレーメン)を加えた華麗なコンビネーションで中央突破を図り、相手ゴール前でFKを獲得するなど輝きを放った。

 2人がA代表で先発出場するのは今回が初となるなか、どのようなハーモニーを奏でるのだろうか。(Football ZONE web編集部・大木 勇 / Isamu Oki)