日本代表FW上田綺世(法政大)

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 自身の運命を変える大会となるかもしれない。大学生として9年半ぶりにA代表に名を連ねたFW上田綺世(法政大)は、ピッチに立った際に自分の仕事をするため、黙々と準備を進めていく。

 森保一監督が東京五輪世代を率いて初陣となった17年12月のM-150杯。ここに、当時大学1年生だった上田が招集され、3試合2得点と結果を残した。その後も東京五輪世代の代表にコンスタントに招集され、少ない出場時間ながらも確実に結果を残し、気付けば同代表の得点王に(19年6月16日時点)。そして今年2月には21年シーズンの鹿島加入内定が発表され、ついにはコパ・アメリカに臨むA代表に招集されることになった。

 自身にとっては、「急に訪れたチャンスだった」という。

「今の僕の立場は、大学生からプロにステップアップする、プロになるための4年間を歩んでいる。ステップがある程度順調に行っている中で、急に世界のトップと戦うチャンスが来た」

 これまで積み上げてきたものが認められた結果、つかんだチャンス。急に訪れた機会かもしれないが、それは「縁だと思う」し、今後のキャリアにおいて「一番大事な大会になる」のかもしれない。世界を体感して今後、自分は何を目指しながら歩みを進めていくのか――。自身の“現在地”を知るためにも、「今まで経験したレベルでは予想できない」という南米の猛者に全身全霊を込めてぶつかっていく。

(取材・文 折戸岳彦)