3-4-2-1の序列。シャドーには楽しみなタレントが並ぶ。

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 ブラジルで開催されているコパ・アメリカに“招待国”として1999年以来、2度目の出場を果たしている日本は、6月17日(日本時間18日8時)にチリとの初戦を迎える。今大会、A代表として臨む森保ジャパンだが、主力メンバーを招集できず。東京五輪世代を軸とした平均年齢22.3歳とフレッシュな顔ぶれになっている。
 
 そのなか、システムは読み切れない部分があるが、東京五輪代表のメインフォーメーションであり、先日のキリンチャレンジカップ(A代表)のトリニダード・トバゴ戦とエルサルバドル戦でも試した3-4-2-1が考えられる。ただ、A代表で主に使われている4-4-2(2トップは縦関係)を採用する可能性もあり、ここでは初戦直前に改めて両システムの最新序列を探ってみた。
 
 まず3-4-2-1だが、GKでレギュラーに近いのはポーランドで開催されたU-20ワールドカップ出場を回避した大迫敬介(広島)が挙げられる。東京五輪世代の代表チームで正GKを務めてきた小島亨介(大分)、経験豊富な36歳の川島永嗣(ストラスブール/フランス)も控えるが、先行投資の意味合いも含め、19歳の俊英にゴールマウスを託すのではないか。
 
 3バックは左から板倉滉(フローニンヘン/オランダ)、冨安健洋(シント=トロイデン/ベルギー)、植田直通(セルクル・ブルージュ/ベルギー)がレギュラーとして考えられるが、前述したトリニダード・トバゴ戦とエルサルバドル戦では冨安は3バックの右を務めており、植田を中央、冨安を右に回す形もありそうだ。冨安のフィード力、ボールを持ち運ぶ能力を考えれば、3バックの右のほうが合っているようにも映る。
 
 また3バックの左では中山雄太(ズウォーレ/オランダ)、杉岡大暉(湘南)、中央では立田悠悟(清水)、右では原輝綺(鳥栖)、岩田智輝(大分)も候補に入るだろう。
 
 ボランチの軸は司令塔の柴崎岳(ヘタフェ/スペイン)で間違いない。相棒は今大会MF登録で自らもボランチでの出場を希望する中山が筆頭だ。またパサーの松本泰志(広島)、機動力のある渡辺皓太(東京V)、最終ラインとの兼用の板倉も状況によって起用されそうだ。
 
 左ウイングバックは東京五輪代表の軸と言える杉岡が一番手で、菅大輝(札幌)が2番手。右ウイングバックは原と岩田が争っている形だ。
 
 豊富なタレントが揃うシャドーは、森保ジャパンのメインメンバーである中島翔哉(アル・ドゥハイル/カタール)が引っ張るはずで、相棒は先日のエルサルバドル戦でA代表デビューを済ませた久保建英(先日FC東京からレアル・マドリーへの移籍が決定)か。ただ三好康児(横浜)、伊藤達哉(ハンブルク/ドイツ)、安部裕葵(鹿島)もアピール次第でレギュラーを手にできるだろう。
 
 1トップは三者三様だが、今大会では相手に押し込まれる展開が予想されるなか、スピード抜群の前田大然(松本)を一番手と予想。もっともグループリーグの3戦で入れ替えは行なわれるはずで、上田綺世(法政大)、岡崎慎司(レスター/イングランド※今季限りで退団が決定)にもチャンスは回ってくるだろう。
 
 一方、4-4-2では、GKは3-4-2-1と同様の序列として、CBは冨安と植田のコンビがファーストチョイスだろう。板倉、立田も状況によって起用されそうだ。
 
 両SBも3-4-2-1の両ウイングバックと同じ構図で、左は杉岡と菅、右は原と岩田が担いそうだ。ボランチも前述した顔ぶれと変わらないだろう。
 
 中盤2列目は中島が左、三好が右の一番手か。ただ安部、伊藤も控えており、激しいレギュラー争いが展開されそうだ。
 
 縦関係になりそうな2トップは、エルサルバドル戦同様に久保が1.5列目で使われるのではないか。このポジションには中島、三好、安部、伊藤が入る形も考えられる。CFの座は前田、上田、岡崎が争いそうだ。
 
文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)