宇野昌磨【写真:Getty Images】

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トゥトベリーゼ組の練習参加へ、露メディアが動向紹介「ショウマはもうモスクワに」

 フィギュアスケートの平昌五輪銀メダリスト・宇野昌磨(トヨタ自動車)がエテリ・トゥトベリーゼ氏の下で練習するため、ロシア入り。現地メディアが動向についてレポートし、「来シーズンはトゥトベリーゼ氏のグループに残る可能性がとても高い」などと伝えている。

 宇野が新シーズンへ向け、ロシアで動き出したようだ。現地メディア「sport24.ru」は「日本人、ショウマ・ウノはもうモスクワに。エテリ・トゥトベリーゼは彼を世界王者にしなければならない」と見出しを打ち、この夏にトゥトベリーゼ氏の下で練習する21歳の動向について伝えている。

「フィギュア界における夏の大きなニュース」と報じ、宇野がすでにモスクワに到着し、練習拠点のノボゴルスクへ向かったことをレポート。宇野は新コーチを明かしていないが、記事では「合宿中に問題が起こらなければ」と前置きした上で「来季はトゥトベリーゼ氏のグループに残る可能性がとても高い」としている。

 また、両者の関係についても言及。「もちろん、ショウマとトゥトベリーゼ氏の協力関係が長期的なものになるという保証はどこにもない」とした一方で「この合宿の間だけでも彼の主要な問題を解決するために頑張ることができる」と指摘。宇野が昨季抱えていた4回転ジャンプの安定性を身に着ける機会になるとみているようだ。

日露で高まる注目、現地ジュニア選手が2ショット公開も

 昨季は世界選手権で4位に終わるなど、不本意となったことも紹介。今後に向けては「ショウマの決断が正しいかを今、評価するには早い」とした上で「結論を出せるのは(来季の)最初の試合の後だろう。しかし、彼はトゥトベリーゼ氏のグループでの滞在から自分の最大限を出すためにできるすべてのことをするだろう」と報じている。

 すでにロシアのジュニア選手がノボゴルスクで撮影したとみられる宇野との笑顔の2ショットを掲載するなど、現地で練習を始めている様子。5歳から15年以上指導を受けてきた山田満知子、樋口美穂子両コーチの下を離れ、新たな環境で挑戦を始めた。ここからどんな成長を見せてくれるのか、日本のみならず、ロシアでも注目は高まっている。(THE ANSWER編集部)