「山の版画家」で知られる、畦地梅太郎。日本を代表する版画家で、山岳風景を題材とした木版画の作品を多数出版しました。

1902年、愛媛県北宇和郡二名村(現在の宇和島市三間町)生まれ、1999年に96歳でその生涯を閉じました。10代で故郷を離れた後、版画技術との出会い、当時気鋭の版画家との交流を通じて独自の画風を確立して活躍しましたが、木活字の制作で目を傷めたのを機に帰郷。

制作初期は都会風景だったのが、帰郷後は山や山男などの自然を題材に作品を作るようになりました。また、自ら山を歩くほどの山好きでもありました。

2019年、畦地梅太郎の没後20年に合わせ、「あし跡展」が、愛媛県宇和島市三間町の畦地梅太郎記念美術館(井関邦三郎記念館、道の駅みま内)で開催されています。2019年7月29日まで。入館料300円(65歳以上と大・高校生200円、中学生以下無料)

60年もの間、ひたすら制作し続けた作品の数々から、自然をいつくしんで山をこよなく愛し、温かいぬくもりやおおらかな人柄が伝わってきます。また、木版ならではの素朴さの中にも洗練された感性や感覚が満ち溢れているのも、見ごたえがあります。

どの年代、どの時代で見ても新鮮さが感じられ、「版画ってこんなに楽しいものだ」という新たな発見もあるでしょう。

畦地梅太郎没後20年 あし跡展について
https://www.city.uwajima.ehime.jp/site/azechi-iseki-museum/ashiatoten-2019.html
畦地梅太郎記念美術館
https://www.city.uwajima.ehime.jp/site/azechi-iseki-museum/