パンツや下着を穿く行為は、他の動物には一切見られない、人間らしい一面の表れです。パンツを語ることは人間を語ることなのです。6月13日の『つボイノリオの聞けば聞くほど』「パンツのコーナー」では、世界のパンツ最新事情から、「勝負下着から卒業した」という個人的な話まで、つボイノリオと小高直子アナウンサーがおたよりを読み上げました。

派手なパンツからの卒業

パンツには女心がリアルに反映されるものです。女性からのおたよりです。

「長男が結婚しました。嫁さんから派手なパンツを穿いてると思われたら恥ずかしいので、肌色のデカパンツを買ってきました。正しいおばあさんに進化します。

つボイさんとリスナー集会で会う時は、何かあったらいかんと万が一を想定して穿いていたレースと刺しゅうのかわいいパンツ。勝負もせずに勝負パンツは終わったのです。
私の心の中では『ハチのムサシは死んだのさ』がむなしく流れておりました」(Aさん)

Aさんは、パンツも「終活」してしまったのでしょうか。

つボイは「この方は自分の区切りとして書いてくれましたが、この流れは世界のトレンドです」と、次のおたよりに繋ぎます。
 

下着はセクシーから実用性へ

「アメリカの女性はセクシーな下着はいらない、実用的な、より安価なものを。ノンワイヤーブラとかスポーツブラに乗り換える女性が増えている。
我が国でもセクシーイメージの下着ブランドが人気を失って、既存店が軒並み前年の売り上げを割り込んでいるという流れです」(Bさん)

昨年の初冬『ニューヨーク・タイムズ』で「"セクシー離れ"下着業界に大異変」という趣旨の記事が掲載され、日本でも『東洋経済オンライン』で紹介されました。
ジェンダー社会への流れから、女性目線の実用的な下着への注目が集まっているようです。

小高は「タンクトップとかキャミソールにくっついているやつ。あれの売り上げが伸びているからじゃない?」と、思いつきます。

つボイ「アメリカでも日本でも、セクシーというようなものより便利さ、機能を重視してきた」

この流れを受けて、つボイは前出の肌色のデカパンに変えたAさんを「トレンディですね」と評価します。
 

紐パンのジレンマ

他にもセクシー路線から卒業したおたよりがあります。

「紐パンですが、一時は持ってましたけど、横向きに寝転ぶと結び目が痛いし、フィットした服を着ると結び目が目立つし。
紐パンの紐をほどいた男性はただのひとりもいませんでした」(Cさん)

つボイ「誰一人として紐をほどいた男はいないかー。私はアレを口でピーと引っ張ってほどくのが好きです」と、知ったかぶりをしますが…。

小高は「どこで見た?したことないのに」と手厳しくつっこみます。
つボイは小さな声で「希望です」と白状。
 

ババシャツの上にブラ⁉︎

最後はまだ寒かった3月に届いたおたよりです。

「歳とともに乾燥で胴体がかゆくて、特にブラとパンツのしめつけ部分は黒ずんでいます。保湿しても変わらず困っていたところ、会社同期の友だちに話してみると、『ババシャツの上からブラ。私もやってるよ、いいよ』。

帰ってそうそうやってみると、ウソみたいに快適。私のババシャツはこげ茶でブラはピンク。本当に間抜けな姿ですが、誰も見てくれないのでそこは大丈夫。
もちろんパンツもババシャツをインです」(Dさん)

「おー!」と、さすがの小高も感嘆の声。
こげ茶のババシャツの上にピンクのブラで、ババシャツはパンツにイン!

つボイは「見た目は間抜けです。でも誰も見ないからいいんです」とフォローします。

「女の人は勝負パンツ穿いても勝負できないし、紐パン穿いても誰も紐をほどいてくれないしと、そういうこともあるからセクシー下着いらないわ、となってるのと違いますか?
アメリカも日本も『穿きやすいものがいい』というのが今のトレンドだと思いました」と、つボイは最後にまとめました。

今回、そういうおたよりが続きましたが、勝負下着で勝負したり、紐パンツを口ではずされたりしている方もどこかにいるはず、と思いたいです。
(みず)
 

つボイノリオの聞けば聞くほど
2019年06月13日10時01分〜抜粋(Radikoタイムフリー)