婚期を逃す女性の特徴!ネックとなるジェンダー・アイデンティティとは?

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「6月の花嫁は幸せになれる」―――そんなジューン・ブライドの言い伝えに憧れる女性は多いでしょう。

この月に結婚式を挙げる由来は何か、ご存知ですか?諸説ありますが、一番有力なのはローマ伝承を起源とする説になります。

■6月をつかさどるデア


ローマ伝承には、デウス(Deus)とデア(Dea)と称される崇高な精霊たちがいます。男性霊がデウスで女性霊がデアです。

古代ローマでは太陽の動きで1年を定め、農耕期を管理するための暦としてロムルス暦(Roman Calendar)が使われていました。そのため、暦は農業と密接に関係があり、必然的に農耕を守護するデウスとデアにも関連しています。

例えば、実りを迎える5月は、豊穣をつかさどるデア・マイア(Maia)。5月の「May」の語源はこちらの女神です。そして6月を守護するデアはユノ(Juno)。ユノは結婚・出産をつかさどります。

6月に結婚するとこのデアの祝福を授かり、幸せになれる。「ジューン・ブライド」の言い伝えは、このデアをもとに生まれたと言われているのです。

■結婚できない女性に見られる特徴


ユノに愛されるような結婚をしたい…そう願っているのに結婚に至らない。それどころか彼氏すらできない。そんなお悩みを抱える女性は、次のいずれかに当てはまるケースが多く見られます。

1 心ときめく相手が周りにいない

2 好きな人にアプローチするも、相手の心に刺さらない

3 お互い異性として意識しているものの、経済的理由などで結婚に踏み込めない

4 理想の条件をそなえた相手がいるが、パートナーとして選んでもらえない

仲良しならすべてを乗り越えられる、というほど結婚は安直ではありません。結婚は「生活」である以上、どうしても経済力や職業意識、価値観の相性の良さなどをパートナーに求めたくなりますよね。

なかなか結婚に結びつかない女性は、結婚に対するこれらの「条件」のハードルがいちじるしく高くなっているのです。

いやいやそんなことはない。結構ハードルを下げている。そう思う女性も多いでしょう。しかし「条件」を細かく紐解くと、実はそこに「一方的な願望」がしっかり息づいています。

■ネックはジェンダー・アイデンティティ


年齢・身長・年収などは、本人の意思で簡単に変えられるものではありません。そういったところの条件をゆるめれば、相手選びの選択肢が広がるかというとそうでもないんです。

生活を思い描いたときに「男性だったらこうしてほしい」という願望を、特に女性は細かいレベルで描きがちです。

例えば、ふたりの記念日にはちょっといい店でディナーしたいとか。疲れたときには料理を代わりに作ってくれるくらいの腕が欲しいけど、プロレベルに上手くてこだわりが強いのは嫌とか。

ある程度、掃除ができると助かるけど、ちょっと散らかっているくらいで口うるさくならないでほしい、とか。

結婚に焦る女性の多くが、このような「こだわり」の数々を深層心理に眠らせているのです。

「女性的」「男性的」といった概念を「ジェンダー・アイデンティティ」と言います。偏った思い込みによって築かれた「ジェンダー・アイデンティティ」は、相手の人間性を無視して自分の「願望」を押しつけることになりがち。

それが相手との歩み寄りを困難にさせて、結果的に相手に「息苦しさ」を感じさせ、パートナー対象と見てもらえなくなってしまうのです。

■まとめ


婚期を逃す女性の特徴、ご理解いただけましたか。

自分の人間性を100%受け入れてもらいたいなら、あなたの持つ「ジェンダー・アイデンティティ」を一旦きれいにリセットしましょう。

その上で「相手のアイデンティティ」としっかり向き合うのです。お互いに「この人なら尊重できる、寄り添っていける」と思えたとき、待ち望んだ結婚への扉が開かれますよ。