<太陽光パネルと浄水装置を搭載したコンテナを僻地の村に設置する新興企業の挑戦>

世界には、今も電気と清潔な水のない土地で暮らしている人たちが大勢いる。新興企業のオフグリッドボックスは、そうした不便な土地に安価な電力と飲み水を届けたいと考えた。そのために選んだ手段は......1辺約1.8メートルのコンテナボックスだった。本誌ジュリアナ・ピニャタロが同社のトロイ・ビレット取締役に話を聞いた。

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――事業について教えてほしい。

世界中に安価なエネルギーと安全な飲み水を届けたい。今日の世界には、これらを切実に必要としている人がまだ10億人近くいる。この2つをセットにして提供することで大きな成果を上げられると思っている。

――オフグリッドボックスは、そこでどんな役割を果たすのか。

1辺約1.8メートルのコンテナに、太陽光発電パネルと浄水装置を取り付けて村の中心に設置する。コンテナ1個で2000人のニーズを満たせる。

――達成したい最大の目標は?

自宅で安全な飲み水と電力を利用できない人たちが、5分くらい歩けば18セントほどの料金で照明や携帯電話用のバッテリーを充電したり、清潔な飲み水を受け取ったりできるようにしたい。この程度の金額なら、1日当たりの所得が2ドルに満たない人たちも利用できる。

――コンテナの設置場所は、どうやって選ぶのか。

まずそれぞれの地域のことを調べて、何が必要かを把握する。調べもせずに現地のニーズを決め付けたりはしない。電力と安全な飲み水が必要とされていると分かれば、そこにコンテナを送る。設置作業には3時間くらいしかかからない。

ジュリアナ・ピニャタロ