宮本部会長(左)と落札した五色青果の山下常務(14日、高松市で)

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 香川県オリジナル品種のミカン「小原紅早生」のハウス物の初取引が14日、高松市中央卸売市場であった。令和の初物として、五色青果が1箱(2・5キロ、24個)を250万円の過去最高値でせり落とした。

 昨年の最高値は100万円だった。同品種は濃い紅色と濃厚な甘さが特徴。2017年に「香川小原紅早生みかん」として「地理的表示(GI)保護制度」に県内で初めて登録された。

 JA香川県高松市西部地域温室みかん部会が出荷。糖度・酸度の基準を満たした最高ブランド「さぬき紅」2・5キロ入りの化粧箱154箱、5キロ入り14箱、1・2キロ入り100箱が取引された。

 五色青果の山下賢也常務は「令和元年で縁起も良く、全国にアピールできればと思い落札した」と感想を話した。

 同部会の宮本正三部会長は「前年にも増して良い出来。多くの人に食べてほしい」と話した。