後半5分、U-16日本代表FW勝島新之助は鮮やかな股抜きドリブルから勝ち越しゴール

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[6.14 U-16インターナショナルドリームカップ第2節 U-16日本代表 4-1 U-16ナイジェリア代表 ユアスタ]

 圧巻の3発。世界相手に自分のストロングポイントを発揮してゴールを連発した。U-16日本代表のFW勝島新之助(京都U-18)は前半16分、左サイドのMF山崎太新(横浜FCユース)からのマイナスの折り返しを「ダイレクトと言われていた」という通りに左足ダイレクトで左隅に決めて先制点。PA外側からコントロールした一撃でゴールネットを揺らした。

 追いつかれて迎えた後半5分には、この日一番という一撃を決める。敵陣中央でボールを奪うと、すかさず仕掛けて、キックフェイントから相手CBの股間を通すドリブル。行く手を阻んでいたDF2人を一瞬で置き去りにし、左足で勝ち越しゴールを決めた。

「切り替え速くして、相手を休ませないというのが日本の強さだと思う。(そして、自分の)強みである前向きの仕掛けから点を取れたことは良かったと思います。後半始まる前に(山橋貴史)監督に『シンプルに一振りで沈めろ』と言われていたので(自分で仕掛けた)。相手が上手く食いついてきたので、股も空いていたのでかわしてシュートを狙いました」。

 勝島が最も自信を持っているのは、前向きに仕掛けてから、利き足の左足でシュートするプレー。アイティアと技術力も備えたレフティーが、ナイジェリア相手に自分の強みを見事に示し、スーパーゴールを決めた。そして後半40分には、ドリブルから右足のパワーショットを叩き込んでハットトリック達成。初戦で先発落ちした悔しさも晴らす3得点だった。

 山橋監督は「調子良いですね。このキャンプに入ってからずっと彼は好調をキープしている。ゴールへ向かう姿勢、そういったところの意識は彼含めて他のFWも高い。あと決めるか決めないかというところで、勝島は相手をよく見て、冷静に流し込んでくれていたので非常に良かったなと思います」と評価していた。

 初戦の同点アシストに続く活躍を見せた勝島は、「ハットトリックは自信になると思う。自信を力にしたい」とコメント。ゴールシーン以外にもPAへ縦に割って入って左足シュートを放ったり、スペースへの抜け出しからチャンスメークするシーンもあった。柔らかさと180cmの高さも備えたレフティーストライカーは、面白い存在だ。日本代表のCF大迫勇也のような前線でキープする部分やポストプレーを課題に挙げるFWは、自分の短所にも向き合いながら、突き抜けた存在へ。この日の3得点を飛躍へのきっかけにする。

(取材・文 吉田太郎)