高齢者に運転続けてもらうため…米国各州の取り組み

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 社会問題化している高齢ドライバーによる事故。自動車大国のアメリカでも今、高齢者ドライバーの事故が増加しています。その対策として、運転を規制する限定免許が導入されているようです。

 ミズーリ州などでは70歳以上の人が免許を更新する場合、視力検査や筆記試験の結果によっては様々な制限が掛かります。例えば朝や夕方のラッシュアワーの時間帯や夜間は運転してはいけません。また、高速道路の運転も禁止。運転できるエリアが制限されることもあります。ただ、よく行く病院やスーパーなど日常生活を過ごす範囲で運転が認められます。

 続いて、取り締まりを強化しているのはカリフォルニア州です。医師や家族などが通報できる制度があります。通報を受けた免許管理センターが「危険」だと判断した場合には、技能試験などの再試験を受けなければなりません。この結果次第では保護観察の対象となったり免許が失効する場合もあるそうです。

 取材したディレクターによりますと、アメリカの考え方としてはできるだけ早く免許を返納してもらおうということよりも、車社会のアメリカは安全に長く高齢者に車を運転してもらおうという考え方にたったうえで、免許の更新をする時などに厳しい制限を掛けているという考え方で制度が成り立っているということです。