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<1954年11月、ゴジラが誕生した。これまでに30作以上のゴジラ映画が製作され、現在は最新作『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』が公開されている。このシリーズを語るには、特撮怪獣映画の娯楽性を新たに模索した『ゴジラの逆襲』を避けて通れない>

(※この記事はPen+(ペン・プラス)『完全保存版 ゴジラ、再び。』より)

ゴジラ映画は最初からコンスタントにシリーズを重ねていったわけではなかった。1954年11月公開の第1作『ゴジラ』の原作者・香山滋が書き上げた続編が『ゴジラの逆襲』である。この時点で「原作・ゴジラ」は完結していた。

ゴジラ映画を正しくいえば、1、2作目が原作の正・続編。7年後の第3作『キングコング対ゴジラ』からは、東宝が生んだ怪獣スター"ゴジラ"を原作から独立させ、シリーズ化した映画といえる。

新たな怪獣はゴジラと同時代に生息していた凶暴な肉食恐竜アンキロサウルス、通称「アンギラス」だったことが判明。 © 1955 TOHO CO.,LTD. ALL RIGHTS RESERVED.

田所博士は「水爆実験がゴジラを呼び覚まし、今度はアンキロサウルスを蘇らせた」と説明。 © 1955 TOHO CO.,LTD. ALL RIGHTS RESERVED.

ゴジラ対策について意見を求められた山根博士は、ゴジラを葬る唯一の手段が芹沢博士の死によって不可能になったと告げた。 © 1955 TOHO CO.,LTD. ALL RIGHTS RESERVED.

結末シーンの想定が、続編を生むきっかけに。

2作目でゴジラが暴れる舞台は、興行関係者の要望で大阪に決定。原作者・香山滋を再び招き、急遽企画がスタートした。人類が無謀な核実験を続ける限り、ゴジラは生き続ける。

製作は田中友幸。脚本は前作の村田武雄に日高繁明が参加。監督は本多猪四郎に代わり、小田基義が担当。日高、小田は前年12月に公開された『透明人間』に続いての特撮映画である。音楽も伊福部昭から佐藤勝にバトンタッチ。重厚なテーマの前作に対し、本作はエンターテインメントに徹した続編だ。

ゴジラ復活とともに話題の中心となったのが暴龍アンギラスである。その後の特撮映画に必要不可欠な怪獣対決はここから始まったのだ。前半をゴジラ出現とアンギラスとの死闘。後半をゴジラ撃滅といった構成である。

本作から架空の対ゴジラ兵器である24連装ロケット砲が登場。ゴジラへの人類の作戦と攻撃が描かれる。 © 1955 TOHO CO.,LTD. ALL RIGHTS RESERVED.

「暴龍」の肩書をもつアンギラス。ゴジラよりも巨大で、背中にトゲがついた甲羅をもつアンキロサウルスの怪獣だ。 © 1955 TOHO CO.,LTD. ALL RIGHTS RESERVED.

金田益実