第71回カンヌ国際映画祭で賛否両論! (C)2018 RECTANGLE PRODUCTIONS-WILD
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 実験的な試みと過激描写で世界中を挑発し続けてきた鬼才ギャスパー・ノエ監督の最新作「CLIMAX クライマックス」が、11月1日から日本公開されることが決定。あわせて、第1弾ポスタービジュアルもお披露目された。

 「カノン(1998)」「アレックス」「エンター・ザ・ボイド」で知られるノエ監督が、「LOVE 3D」以来3年ぶりに発表した長編第5作。第71回カンヌ国際映画祭監督週間での初上映時は、評価が賛否両論に分かれつつも、国際アートシアター連盟賞の獲得という快挙を果たした。海外では「観客も無傷ではいられない。完全なるトランス」「オーマイガー! クソいまいましいほど気に入った」と評されている。

 「キングスマン」「ザ・マミー 呪われた砂漠の王女」のソフィア・ブテラ以外は、各地で見いだしたプロのダンサーたちが出演し、音楽はダフト・パンク、ザ・ローリング・ストーンズ、セローン、エイフェックス・ツインなどの楽曲を使用。演技経験のないプロダンサーによる度胆をぬくパフォーマンス、ダフト・パンクらが手がけたエレクトロミュージック、全編を通して多用される長回し撮影によって、疑似トランスに酔いしれる狂乱の97分間を表現している。

 96年のある夜、有名な振付家の呼びかけで選ばれたダンサー22人が、人里離れた建物に集まり、アメリカ公演のためのリハーサルを行っている。公演前の最後の仕上げともいうべき激しいリハーサルを終え、打ち上げパーティを始めたダンサーたちは、爆音のミュージックに体を揺らしながら、大きなボウルに注がれたサングリアを浴びるように飲んでいた。しかし、そのサングリアにはLSDが混入しており、ダンサーたちは次第に我を忘れトランス状態へ。エクスタシーを感じる者、暴力的になる者、発狂する者――ダンスフロアは、一部の者にとっては“楽園”、大半の者にとっては“地獄”と化していく。

 「鮮烈に、堕ちる」というコピーが配された第1弾ポスタービジュアルは、充満していくドラッグによって、絶頂(クライマックス)に達した者たちの姿を活写。愛し合う者、泣き叫ぶ者、それでも踊り狂う者など、絶頂の達し方はさまざまだが、壮絶な狂乱の一夜を過ごしたことが容易に想像できる仕上がりだ。ノエ監督は、本作について「『カノン』を蔑み、『アレックス』を嫌悪し、『エンター・ザ・ボイド』を忌み嫌い、『LOVE3D』を罵った君たち。今度は『CLIMAX』を試しに観てほしい。僕の新作だ」とコメントを寄せている。

 「CLIMAX クライマックス」は、11月1日から東京・ヒューマントラストシネマ渋谷ほかで公開。R18+指定。