エルサルバドル戦で鮮烈デビューを飾った久保。コパ・アメリカでもハイパフォーマンスを披露できるか。写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)

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 ブラジルで開催されるコパ・アメリカ2019の開幕が目前だ。
 
 南米勢に招待国(日本とカタール)を加えた12か国で行なわれる、2年に一度のビッグトーナメント。森保ジャパンは東京五輪世代を中心に、中島翔哉や柴崎岳、岡崎慎司らA代表組をミックスした特別編成で大会に臨む。
 
 そんななか、世界的ネットワーク『Fox Sports』アジア版がゲストとして参戦する日本とカタールから、それぞれ注目のタレントを3名ずつピックアップした。人選にあたったのは同メディアで健筆を振るうアジア通の名物記者、ガブリエル・タン氏だ。
 
 タン記者がまず名を挙げたのは、ご贔屓のベテランFW岡崎である。
 
「日本サッカー歴代で見ても間違いなくトップストライカーであるオカザキは、今大会を絶好のアピールの場と捉えているだろう。レスター・シティを退団し、現在は新たな活躍の場を模索しているからだ。今回の日本代表メンバーで10キャップを超えているのはオカザキを含め、わずか3人しかいない。33歳の経験は若きサムライブルーにとって貴重な拠り所となるはずだ」

 
 続いては、先のエルサルバドル戦で鮮烈なA代表デビューを飾った久保建英。タン記者はその能力のみならず、そのメンタリティーにも驚かされたようだ。
 
「もし“日本のメッシ”というニックネームが付けられたなら、その重圧の大きさたるや想像に難くないだろう。ところがどうだ。このタケフサ・クボという若き天才は、そんな巨大な期待などどこ吹く風とばかりに悠々とプレーし、史上2番目の若さで代表デビューを飾ったゲームでも堂々と振る舞ったのだ。6月4日に18歳になったばかりながら、すでに今季のJ1リーグで4点を挙げており、かつての古巣バルセロナがふたたび獲得に乗り出すほどのポテンシャルを誇る。日本はクボのU-20ワールドカップへの派遣を見送った。なぜか。今回のコパ・アメリカを戦うA代表でより良い活躍ができると踏んだからだ」
 
 最後にリストアップしたのは、ベルギーのセルクル・ブルージュで進化を続ける植田直通だ。
 
 タン記者は植田を「次代の日本代表ディフェンスを支えるリーダー候補」と評し、森保ジャパンのCBを巡る争いはこれから熾烈になると説明。そのうえで、「今回はタケヒロ・トミヤス(冨安健洋)はエントリーしたが、鹿島でコンビを組んだゲン・ショウジ(昌子源)は不在。ウエダにとっては足場を固める良い機会となるだろう」と記した。
 
 なおタン記者が厳選したカタールの選手は、いずれもアジアカップ決勝で日本を苦しめたFWハサン・アルハイドス、FWアルモエズ・アリ、CBバッサム・アルラウイの3人。3年後の自国開催ワールドカップに向け、ホストカントリーがいかなる戦いを見せるのかにも注目だ。
 
 大会は現地時間の6月14日に開幕する。日本はグループCに組み込まれ、ウルグアイ、エクアドル、チリと同居。初戦の相手はチリで、現地時間6月17日20時(日本時間18日8時)のキックオフだ。
 
構成●サッカーダイジェストweb編集部