7月の名古屋場所を前に、親方衆が現地入りしている理由
7月7日から、名古屋市中区のドルフィンズアリーナ(愛知県体育館)で大相撲名古屋場所が始まります。6月11日『ドラ魂キング』では元木村山・岩友親方を迎え、名古屋場所の魅力について、高田寛之アナウンサーと戸井康成、石坂窓花が話を聞きます。
親方衆の仕事
名古屋市では、地下鉄の駅や車内で鬢付け油の匂いが漂いだします。この匂いに夏本番を感じるという方も多いようです。
1カ月前から名古屋場所担当の親方衆が来て準備をするそうです。岩友親方が名古屋に来ているのもそういう理由です。
具体的にどんなことをしているのでしょう?
特に否定せず
戸井「1ヶ月前に来て、ひつまぶしとか手羽先を食べ尽くしてるってわけじゃないですね?」
岩友親方「食べ尽くしまではいかないですけど、よく食べてます」
戸井「7月に入った途端に名古屋が蒸し熱くなるのは、力士の皆さんがいっぱい集まってくるから、という説もありますけども」
岩友親方「それで蒸し暑くなりますね」
どちらの質問も否定しない親方です。
名古屋場所は距離が近い
「一番良いのが、街中ですれ違えることです」と相撲に詳しい高田アナ。
「名古屋場所はドルフィンズアリーナでやってるんですけど、土俵入りする時に、花道までの距離が近いんで、間近で見れるってのは大きいですかね」と岩友親方。
東京の国技館は花道の近くまではなかなか行けないそうで、間近で見れるのは地方場所ならではの醍醐味だそうです。
また、ドルフィンズアリーナには、やって来る力士を待つ「入り待ち」が出来るポイントがあります。
朝稽古を見に行こう
「各相撲部屋がいろんなところに相撲部屋を構えてるんで、お子様をはじめ地元の人達に稽古を見に来ていただけます。皆さんとの距離が近いんで地方場所って良いなあと思いますね」と岩友親方。
高田「こどもが通ってた幼稚園に、部屋の若い衆が来てくれた良い思い出もありましたよ」
戸井「朝稽古行くと、ぶつかり稽古の時のバチーンっていう音。あんなのが目の前で見れるんですよね」
名古屋では、このように相撲を身近に感じる機会が多いようです。
他の場所に比べて、寺を宿舎にする部屋が多いの、で見学がしやすいのも名古屋場所の利点です。
朝稽古は早朝の涼しい時間に行われます。早起きが苦手な方は油断しないようにしてください。
中部地方の力士に注目
今回の名古屋場所の見どころは、先場所優勝した朝乃山、復帰を果たす白鳳、大関に復帰した栃ノ心、角番大関の貴景勝など多数あります。
岩友親方「どこに注目したらいいですかね?と言われても、いっぱいありすぎて、なかなか答え辛いですね。名古屋に近い北陸の力士もたくさんいます」
中部地方の幕内力士には、朝乃山(富山県出身)、輝(石川出身)、遠藤(石川県出身)、志摩ノ海(三重県出身)ら出場予定です。
「中部地方の力士は若手なので、白鵬、栃ノ心、貴景勝らとどう戦っていくかが楽しみですね」と言う岩友親方でした。
(尾関)