イランの最高指導者ハメネイ師(右)と会談する安倍晋三首相=13日、テヘラン(ハメネイ師のツイッターより)

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 【テヘラン時事】安倍晋三首相は13日午前(日本時間同日午後)、日本の首相として初めてイランの最高指導者ハメネイ師と会談し、中東地域の緊張緩和に向けて協議した。

 ハメネイ師は「核兵器を製造も保有も使用もしない。その意図はない」と述べ、核合意を維持する従来の立場を改めて強調した。首相は対立が深まる米国との話し合いを促したが、ハメネイ師はツイッターでトランプ米大統領を厳しく批判し、対話を否定した。

 首相は、先に会談したトランプ米大統領から「事態のエスカレートは望んでいない」との発言があったとハメネイ師に伝えた。首相は会談後、記者団に「緊張の高まりが懸念され、互いに複雑な国民感情があるが、そうした状況だからこそ、関係国のトップ同士がともに緊張緩和に向けた意思を持っていることが極めて重要だ」と強調した。

 首相は「(ハメネイ師から)平和への信念を伺うことができた。この地域の平和と安定の確保に向けた大きな前進だと評価している」とも語った。同行筋は、首相が帰国後、トランプ氏にハメネイ師の考えを伝えることを明らかにした。