iPhoneを急速充電できるケーブル「cheero Type-C to Lightning Cable」を試してみた

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スマートフォンやノートPCは、バッテリー容量の大型化が進み、長時間の利用が可能になってきています。
スマートフォンであれば一日以上、
PCであれば半日以上、
このように十分に使える時間が延びているモバイル機器が増えています。

内蔵バッテリーの大容量化は利用時間が延びるので安心感はありますが、一方で問題点もあります。

フル充電が完了するまでに必要な時間です。
利用時間が延びても、充電時間が延びてしまっては使い勝手は、逆に悪くなってしまいます。

そのため、バッテリー大容量時代に必須の機能になってきたのが「高速充電」です。
スマートフォンやノートPCでは、USB Type-C充電でのPower Delivery対応がふえてきています。

Power Delivery対応の本体とケーブル、充電器があれば、これまで以上の高速充電が可能となるからです。
Power Delivery対応のUSB充電器やモバイルバッテリーも、各社より続々とリリースされています。また、ノートPCやAndroidスマートフォン充電用の両端がUSB Type-C端子の高速充電対応ケーブルも入手しやすくなっています。

一方、Lightning端子のiPhoneの場合はどうでしょうか?
iPhoneもiPhone 8以降は高速充電に対応しています。しかし、高速充電できるLightningとUSB Type-Cケーブルが純正以外では入手しにくいのが欠点です。
このため、これまでiPhoneユーザーは高速充電のメリットをあまり享受していない状況でした。

それでも徐々に、LightningとUSB Type-Cケーブルがサードパーティから発売されるようになってきています。

今回は、その中から、「cheero Type-C to Lightning Cable」を紹介します。


cheero Type-C to Lightning Cable


ケーブル長が100cmで、ケーブル強度が高い高耐久ナイロンが使われている製品です。


cheero Type-C to Lightning Cable


Power Deliveryで30W出力できる機器と「cheero Type-C to Lightning Cable」を使って、iPhone Xを充電してみました。
充電残量が40%から80%になるまでに、30分程度の短時間で充電が可能でした。


iPhone Xを充電例


iPhoneが急速充電できる環境を整えると、使い勝手が大幅に上がります。バッテリー残量が不安なシーンでも、短時間充電で実用できるレベルまで充電することができます。iPhone 8以降で、バッテリー残量に不安を感じている方にも、「cheero Type-C to Lightning Cable」のような高速充電対応ケーブルはお勧めです。


執筆 伊藤浩一