山形大生逮捕 防カメの男? 地元や在学生に衝撃

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 患者から慕われていた女性眼科医が自宅で殺害された事件が急展開した。逮捕されたのは地元の山形大学に通う23歳の男だった。衝撃が広がっている。

 50歳の女性医師と23歳の男子大学生。2人の間に何があったのか…。山形県東根市で眼科医の女性が殺害された事件。発覚から25日目の12日、容疑者逮捕という大きな展開を迎えた。

 事件の現場は東根市にある6階建てのマンション。先月19日午後6時前、2階に居を構える医師の矢口智恵美さんが殺害されているのを訪ねてきた弟が発見した。矢口さんは一人暮らしだが、前日の午後10時45分ごろ、職場スタッフと電話で話している。つまり、事件は約19時間の間に起きたということだ。

 矢口医師を知る人:「てきぱきとして感じのいい人。先生としてそんなニコニコって愛想を振りまく感じではないですが、的確に処置をしてくれる先生」

 院長を務めるクリニックの患者にも慕われていた矢口さん。司法解剖の結果、死因は頭の打撲による頭蓋内損傷。また、現場からは血の付いたゴルフのパターも発見された。そして、捜査が進むにつれて分かったことがある。

 事件当時の午前4時50分ごろ、現場近くの防犯カメラに映し出された不審な男。カメラを設置しているホテルの支配人が私たちの取材に応じた。

 ホテルの支配人:「犯人がどこから来て出て行った先は、全部(防犯カメラが)捉えています」

 男はマンションの部屋を一軒一軒、中をうかがうように歩き回った末、矢口さんの部屋に3度出入りしたという。

 ホテルの支配人:「年齢はビデオで見る限り若く見える。すらっとした高身長で痩せ形の男性。(身長は)180センチ前後。髪形は短い。(服装は)下は黒。上も黒。全身黒っぽい」「(Q.男はどんな様子だった?)慌てるそぶりも何もない。走ってもいないし、落ち着いた感じ」

 この男が逮捕された加藤紘貴容疑者なのか…。その点を警察は現時点では明らかにしていない。

 山形県警:「本日までに延べ約2200名の捜査員を投入し、所要の捜査を徹底して行った結果、本件殺人事件を被疑者の犯行と認め、本日、通常逮捕したものであります」

 山形市内の加藤容疑者の自宅と東根市内の現場マンションは約20キロ離れている。2つの点と点を結ぶ線は何なのか。

 関係者によると、加藤容疑者は山形大学人文学部に在籍。4年生のため、授業なども少なめで、比較的、自由になる時間もあるのではないかという。

 山形大学の学生:「身近にそういう人がいるとは思いませんでしたし、まさか山大生とは思いませんでした」「(加藤容疑者に)会っているかもしれないので怖いですね」

 山形大学では小山清人学長がコメントを発表した。

 山形大学・小山清人学長:「本学の学生がこのような事件で逮捕されたことについては誠に遺憾です。今後、事実関係を確認したうえで厳正に対処して参ります」

 加藤容疑者が容疑を認めているかどうかについて、警察は明らかにしていない。