湯浅政明監督の新作が始動!伝説の能楽師“犬王”の物語を描きだす/[c] “INU-OH” Film Partners

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日本推理作家協会賞や日本SF大賞など数多くの文学賞に輝く小説家、古川日出男が日本の文学や演劇に大きな影響を与えた軍記物語「平家物語」に連なる物語として生みだした小説「平家物語 犬王の巻」が、このたび『犬王』のタイトルで長編アニメーション映画化されることが決定した。

【写真を見る】古川日出男が生みだした「平家物語 犬王の巻」が、『犬王』としてアニメ映画化!/[c]“INU-OH” Film Partners

本作は南北朝から室町期に活躍し、観阿弥・世阿弥と人気を二分した能楽師、犬王の実話をもとにしたミュージカルアニメーション。三大将軍足利義満の愛顧を受け、後進である世阿弥に多大な影響を与えたとされる犬王。数多くの名作を残しながらも、その一切が現存していない犬王の物語が紐解かれていく。

600年以上の歴史を誇り、現存する世界最古の舞台芸術といわれている“能楽”を題材にした本作を手がけるのは、日本を代表するトップクリエイターたち。メガホンをとるのは『夜明け告げるルーのうた』(16)でアヌシー国際アニメーション映画祭グランプリを受賞するなど国内外から注目を集め、最新作『きみと、波にのれたら』が6月21日(金)より公開される湯浅政明監督。

そして湯浅監督と「ピンポン THE ANIMATION」以来5年ぶりにタッグを組む松本大洋がキャラクター原案を手掛け、脚本には「逃げるは恥だが役に立つ」や「アンナチュラル」など数々の話題作を世に送りだしてきた野木亜紀子。松本にとって初めての小説原作のキャラクター原案となり、野木はアニメーション映画の脚本に初挑戦する。

彼らの強力なタッグによって描き出される“室町時代のポップスター”犬王の物語は、はたしてどのようなものなのか。そして湯浅監督の生み出す独特な世界観が、松本や野木とどのような化学反応を起こしてくれるのか、今から大いに楽しみだ。続報を楽しみに待ちたい。『犬王』は2021年公開予定。

<スタッフ コメント>

●古川日出男(原作)

「私が書いたのは芸能についての小説だ。芸能とは歌であり演奏であり、感情、感動である。私は文字だけでその物語化を成し遂げようと試みた。今回、それらは一冊の本の内側から解き放たれる。すなわち音が、声が、色彩が。それから感情が、もちろん感動が。その監督やその脚本家やそのキャラクターの設計家や、音楽家や、その他その他によって、それらはついに放たれるのだ」

●湯浅政明(監督)

「歴史にはわずかにしか書き記されていない、“犬王”という猿楽師を大胆に解釈された古川さんの物語。野木さんの脚本。松本さんのイメージ。…これは面白くなるしかないですね。楽しみにしててください!」

●松本大洋(キャラクター原案)

「湯浅監督はじめ作品に関わる人間が楽しんで作ることができたら、きっとすごいアニメーションになると期待しています。僕も邪魔にならないように、少しでも力になれたら嬉しい」

●野木亜紀子(脚本)

「古川さんが著した『平家物語 犬王の巻』を読んだときの高揚と切なさをどう脚本に落としこむのか、地の文からどう世界をすくい上げるのか、難しくもやり甲斐のある仕事でした。アニメ表現は無限であり実写の何倍も出来上がりの予想がつきません。松本さんのキャラクターと湯浅監督が織りなす『犬王』がひたすらに楽しみです」(Movie Walker・文/久保田 和馬)