スザンヌ

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いつもにこやかで柔らかい雰囲気を持つタレントのスザンヌさん。インスタやブログでは、現在5歳になる息子さんとの微笑ましい写真が度々投稿され、ママたちからも注目されていますよね。そんないつも朗らかなスザンヌさんも、産後間もない頃はきっと育児で悩んだことも多いはず。そんなときはどのように解決してきたのでしょうか。ママスタが誇る大人気インスタ企画「#産後カルタ」の書籍化を記念して、「#産後カルタ」のエピソードを交えてお話を伺いました。

周りにいる人がどんと構えて、「大丈夫」と言ってくれたことが大きかった

──ママスタのインスタ企画「#産後カルタ」では、産後に赤ちゃんのことが心配でネットでいろいろと検索してしまうママの気持ちをうたったカルタもあります。育児で悩んだときはどうしていましたか?

これはよく分かります! 産後は本当に不安ですよね。最初の頃は乳児湿疹がかなりひどくて困っていました。生まれたての赤ちゃんは柔らかくて顔もゴシゴシ洗えないですよね。でもベテランママの友達が遊びに来てくれたときに、「そんなに優しく洗ってたら何も汚れが取れないよ!」と言って、ゴシゴシとイモを洗うみたいに洗ってくれて(笑)。クリームもしっかり塗って、ガーゼで拭きとったら乳児湿疹のところが落ち着いたんです。

私の場合は安心して任せられるママ友にいろいろと教わりながら、産後を乗り切りました。ネットでもたくさん調べて、乳児湿疹にいいと言われるクリームを買いまくり、家がクリームだらけになったこともありましたけど。

──困ったときは周りのママが助けてくれたのですね。

そうですね、あとは母にも助けてもらいました。産後2カ月ぐらいのときに、夜中何をやっても子どもが泣き止まなくなって、困って連絡したら母が来てくれて。母が息子を抱っこしてトントンしたらすぐに寝たんですよ。私が不安に思っていると子どもに伝わるのかなと思って、そこからは子どもはいつか泣き止むだろうと思うようになれました。

ネットの情報とかに振り回されなかったのは、周りにいる人がどんと構えて、大丈夫、大丈夫と言ってくれたことが大きかったかなと思います。周りに助けられて、本当にありがたかったです。

産後は周りの人だけでなく、「本」にも助けられた

──産後いろいろ調べた中で、知ってよかったなと思う情報はありますか?

妊娠中には、『ママのおなかをえらんできたよ。』(池川明著、リヨン社)という絵本を読んでいたので、子どもは自分のことを選んで生まれてきてくれたんだと思えて、安心して育てられたかなと思います。あとは、子どもが生まれてからは『子育て奮闘中の母ちゃんドクターが書いた 「男の子ママ」の悩みをぶっとばす言葉』(須藤暁子著、KADOKAWA)という本がすごく面白くて、この方の著書は全部読みました。

著者の方は男の子2人を育てていて、男の子の育児で「わかる、わかる〜!」ということが書いてあるんです。やって欲しくないこともよくするんだよねということが書かれていて、本当に共感できて面白いんですよ。あとは育児と仕事のバランスのこととか、働くママにとっては背中を押してくれるような言葉もたくさんあるし、息子がイヤイヤ期のときにもこの本に助けられました。

──面白そうな本ですね! 出産を経験して思ったことは何でしょうか?

出産は痛かったけど、どのぐらい痛かったか忘れちゃうものですよね。子どもが生まれるときは不安だったけど、子どもとの初めての共同作業というか、神秘の瞬間を味わえて本当によかったなと思います。

産後身についたと思うのは、ラーメンをすばやく食べるワザ!?



──このカルタにあるように、産後は赤ちゃんのお世話に追われて、潔癖症などとはいっていられない状況になりますよね。スザンヌさんも産後変わったことはありますか?

あります、あります。今妹の子どもが1歳半で、何を触ったらこんなに手がベトベトになるのという感じになっているので、今見ると懐かしいです。赤ちゃんて手をよくグーに握っていて、その中を見るとゴミとか入ってませんか? 私はそれを“お土産”って呼んでいたんです。「またお土産持ってるね」みたいな(笑)。私も子どもが小さいときは毎日のことだから慣れちゃって、手が少しぐらい汚れていても「ま、いっか」と思っていました。



──「お土産」という言葉は前向きでいいですね! 他に自分に身についたと思うことはありますか?

早くご飯を食べられるようになりましたね。ラーメンなども子どもを見ながらさっと食べられるようになりました(笑)。本当に行儀悪いですけど。

──子どもが小さいときはママの行儀も悪くなりますよね。

そうそう、バウンサーを足で揺らしながら急いでご飯を食べるとか(笑)。そうなりますよね。誰にも見せられないという状況で私も育児していました。

考え方を変えたら気持ちがラクになった

──産後はそれまでの生活から環境も考え方も大きく変わったということでしょうか?

自分以外の人のためにこんなに動くことがあるんだなと思えましたよね。赤ちゃんは寝ないしおっぱいやミルクもあまり飲まないし、産後は本当に振り回されていました。ちょうど出産した頃はオリンピックの時期で、夜中子どもが寝ないときに、それまで見たことのなかったカーリングとかボブスレーの競技を見ながら、ソファで授乳してそのまま寝るという生活をしていましたよ。

──お子さんが成長するにつれて、ご自身の考え方に変化はありましたか?

子どもが少し大きくなってからは、ご飯をしっかり食べさせないととか、夜は早めに寝かせないとと頑張っているときもありました。でも寝かせようとして何時間もトントンしても子どもが寝ないときはありますよね。この何時間もかけたのはなんだったの、みたいな。

そんなことをたくさん繰り返しているうちに、ある年齢からは子どもはいつか寝るようになるし、離乳食を食べなくてもいつか食べるようになるし、おむつだっていつか外れるようになると少しずつ思えるようになってきました。

子どもがどうしても寝ないときには、なるべく早く寝かせようとはするけれど、この時間に必ず寝かせないといけないということは決めないようにしていました。「寝たかったらそのうち寝るだろう」って思うようにしてからは、気持ちがラクになったと思います。

産後悩んだり困ったりしたときには周りのママ友やお母さんなどにたくさん助けてもらったというスザンヌさん。それと同時に自分でもお子さんの成長に合わせて少しずつ考え方にも変化があったようです。頑張り過ぎてしまいがちな育児も、考え方一つで気持ちがラクになるというお話は参考になりますね!

取材、文・山内ウェンディ 編集・木村亜希 撮影・曽我美芽