(写真)講演する元外務省国際情報局長の孫崎氏=11日、参院議員会館

写真拡大

 日米自由貿易協定(FTA)交渉の問題点を明らかにして、私たちの暮らしを守ろうと訴える緊急集会が11日、参院議員会館で行われました。元外務省国際情報局長の孫崎享さん、立教大学特任教授の金子勝さんの2氏が講演し、米国からの要求に対して日本は反論できていないと指摘しました。

 日米FTA交渉をめぐっては、5月の日米会談時にトランプ大統領が「日本と貿易交渉で大きな進展があった。農業と牛肉が重点的な対象だ」「(選挙後の)8月に発表ができる」「TPP(環太平洋連携協定)に縛られない」と発言しました。

 孫崎さんは、「米国が最大限の要求をし、日本はすべて受け入れる。どのような内容かは明確ではないか」と指摘。専門である安全保障の分野から見ても、世界のパワーバランスが変わるなかで「米国に追随するだけでは日本を守ることはできない」と警鐘を鳴らしました。

 金子さんは、「米国べったりの姿勢がこうした問題を生みだしています」と強調し、「その他の外交問題でも、まったく交渉ができていない。長年続いてきた、自民党政治が限界にきているということです」とのべました。

 日本共産党の紙智子参院議員、田村貴昭衆院議員、立憲民主党の福田昭夫、大河原雅子の衆院議員が参加しました。

 2氏の講演のあと、パネルディスカッションがおこなわれました。

 主催は、「TPPプラスを許さない!全国共同行動」です。