食品ロスならぬ「パケットロス問題」を解決!  通信容量をリサイクルできるmineoの「フリータンク」とは?

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さる5月24日、食品が大量廃棄される「食品ロス」を減らす取り組みを推進する「食品ロス削減推進法」が成立した。

しかし、このような“ロス”問題は食品だけにとどまらない。実はスマホの通信データ量にも多くのムダが発生しているのだ。

一般的なスマホの場合、契約に基づいて高速通信のデータ容量に上限が設定されている。この上限を超過すると、通信速度が低速に制限されることはよく知られている。しかし、その一方で契約した通信容量が多すぎて使い切れず、ムダにしてしまっているケースも多い。

このようなムダになった通信データ容量を“パケットロス”と捉え、その解消に取り組んでいるのがMVNO(格安SIM事業者)の「mineo(マイネオ)」だ。

mineoでは、パケットロス解消のために「フリータンク」という独自のサービスを提供している。ユーザーの余剰パケットをまとめて貯めておき、必要なユーザーが引き出せるというシステムだ。

今回は、mineoユーザーである筆者が、その「フリータンク」を実際に試してみたのでご紹介しよう。


■「フリータンク」はパケットロスを解消するリサイクルシステム
フリータンクで使えるのは、
・余ったパケット(通信データ容量)をタンクに入れる
・パケット不足のときにタンクからパケットを引き出す
この2つの機能だ。

当月で使い切れなさそうなパケットや、繰り越し期限が切れそうなパケットがあったら、フリータンクに入れておく。

逆にパケットが足りなさそうなときは、フリータンクから引き出して自分の容量に充当することができるというわけだ。

なお、引き出せるパケットは、
・月2回まで、 合計1000MB まで
・期間は、毎月21日〜月末日の1日前まで
こうしたルールが設定されている。


■フリータンクの使い方
それでは、実際にフリータンクの使い方を見ていこう。

なお、フリータンクを使うにはmineoユーザー専用のコミュニティサイトである「マイネ王」への登録が必要になる。

1.「マイネ王」にログインし、「フリータンク」をタップする。



2.余ったパケットをタンクに入れる場合は「入れる」を、パケットを引き出す場合は「引き出す」をタップする。



3.「入れる」画面では、自分の残容量を確認したうえで、フリータンクに入れたいパケット量を入力する。任意でコメントも入力できる。最後に「パケットを入れる」をタップすればよい。



4.「引き出す」画面の場合は、引き出したいパケットを入力する。なお、引き出しの場合はコメントの入力が必須となる。最後に「パケットを引き出す」をタップすればよい。



5.なお、引き出した場合は、パケット量の反映は翌日になる。パケットを切らしそうな場合は、あらかじめ早めに引き出すようにした方がよさそうだ。





食品ロスの例では、余った食品を生活困窮者に配給する「フードバンク」というしくみもあるが、mineoのフリータンクはパケット困窮者を救済するための「パケットバンク」ともいえそうだ。

格安SIMのサービスはとかくシンプルすぎて味気ないというイメージを抱いている人も多いだろう。しかし、mineoのフリータンクはその常識を覆し、さらに社会的意義まで備えたオンリーワンのサービスといえそうだ。


フリータンクのコメント欄には、パケットを引き出したユーザーからの感謝のコメントがあふれている。



執筆:しぶちん(ITライター)