6月9日のできごとは「NuAns NEO[Reloaded] 発売」「ソフトバンクがBoston Dynamicsを買収」ほか:今日は何の日?

6月9日のおもなできごと


2012年、ソニーがUltrabook「VAIO Tシリーズ」を発売

2017年、デルが「New Inspiron 27 7000 フレームレスデスクトップ」を発売

2017年、トリニティが「NuAns NEO[Reloaded]」を発売

2017年、ソフトバンクがBoston Dynamicsを買収

2017年、ファーウェイが「HUAWEI P10/P10 Plus/P10 lite」を発売

2017年:AndroidにOSを変更したトリニティのスマートフォン第2弾「NuAns NEO[Reloaded]」



2016年1月に発売されたトリニティ初のスマートフォン「NuAns NEO」はOSにWindows 10 Mobileを採用していましたが、第2弾となる「NuAns NEO[Reloaded]」はAndroidへ変更。このモデルが発売されたのが、2017年の今日です。

上下2つに分割される外装を備え、好みの組み合わせでカスタマイズできる、アクセサリーメーカーらしい特長はそのままに、より使いやすいAndroidへと変更になったことで、多くの人の注目を集めました。また、SIMフリー機としては珍しくおサイフ機能に対応。さらに指紋認証の搭載や防滴・防塵仕様となっているなど、使いやすく改良されていました。

主なスペックは、SoCにSnapdragon 625、3GBメモリ(RAM)、32GB ストレージ、5.2インチ液晶(1920×1080ドット)など。価格は4万9800円で、ミドルレンジとしてはやや高めですが、機能やデザインを考えれば十分納得できる範囲です。

残念ながら、販売は今年4月に終了。後継モデルの予定も今のところないようです。

2017年:ソフトバンクが「Boston Dynamics」を買収



動物のような4脚ロボットや2足歩行ロボットで話題になってきたBoston Dynamicsがソフトバンクに買収されたのが、2017年の今日。雪中でも山腹でも踏破し、蹴られようが滑ろうが体勢を立て直せる大幹? の強さをもつBigDogの姿に驚いたのも、もう10年以上も前の話ですね......。買収される前の2016年には小型のSpotMiniの動画を公開し、器用にコップをつかむ姿や、バナナの皮で転ぶ姿などを披露していました。

ソフトバンクに買収された後、昨年はフジタや竹中工務店と協力し、このSpotMiniを使った建設現場におけるロボット活用の実証実験を実施。どうやら巡回や進捗管理、安全点検がメインに考えられているようです。こういった管理・点検は人が見て回るしかありませんが、作業後に自動で巡回してくれれば、かなりの労力削減となるかもしれません。

ちなみにこの買収はBoston Dynamicsだけでなく、同じく米Alphabet傘下のSCHAFTも含まれていました。SCHAFTは東大発のベンチャーで、2013年に行われたDARPAロボティクス・チャレンジ予選で1位になるなど、実力の高さは折り紙付き。後にGoogleに買収され、2016年には独特な動きをもつ2足歩行ロボットを公開しています。

ただし、この買収はSCHAFTの多くの職員が拒否したため、成立しませんでした。その後は買い手がおらず、2018年に解散しています。