スシボーイの加入は千葉ロッテマリーンズを熱くさせてくれている。北海道日本ハムファイターズから今季、加入したブランドン・レアード内野手である。開幕から4試合連続本塁打などバットでチームに貢献をしているのはもちろん、営業面での貢献度の高さは計り知れない。

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様々なグッズを展開 レアードによる経済効果

 入団後に発売したグッズはここまで15点(5月31日現在)。定番のタオル、Tシャツ、ユニホームはもちろん。「WELCOMEフェイスタオル」に始まり、「レアード湯のみ」(お寿司に合わせたお湯呑み)、「レアード帆前掛け」(お寿司屋さんの前掛け)、「レアード手ぬぐい」(板前さんが頭に巻くイメージの手ぬぐい)、「レアード豆皿」(寿司を食べる用のしょうゆ皿)など。定番のタオル、Tシャツ、ユニフォームも当然、販売をしている。出るわ出るわの打ち出の小槌状態。お寿司が大好きでホームランを打った後に寿司ポーズを行うレアードにあやかったグッズがどんどん開発されている。

 グッズ担当者は「外国人選手として、これだけのグッズを短期間に出すのは異例中の異例で、記憶にありません、人気もありますしキャラも素晴らしい。なによりもお寿司が大好きというキャラクターイメージが分かりやすくてグッズ展開が行いやすい」とホクホク顔で話す。


ビックリマンにもなったレアード ©梶原紀章

 ちなみにグッズ以外にも球場内には「レアード選手の幕張スシ」の名称で寿司も開幕から販売されており、ホームゲームでレアードが本塁打を打った翌日は100円引きで販売される。ネタは5貫入り(大海老3貫・のどぐろ2貫)で、背番号にちなみ1日54食限定。販売価格1050円(税込)だ。レアードは本拠地ZOZOマリンスタジアムとの相性が抜群で本塁打を量産。「最初から100円引きで提供してしまった方が早いのでは?」という声も上がるほどである。この他にも手軽に口に入れられるものとして寿司の形をしたガムも販売している。寿司は開場30分で売り切れる目玉商品。グッズも一部商品は供給が追い付かないほど売れている。

底を見せていないレアード特需

 レアードによる経済効果はこれだけではとどまらない。一塁側ベンチに寿司と魚がデザインされた株式会社 北辰水産(本社 千葉県柏市)の看板が6月4日の阪神戦より急きょ設置されたのだ。株式会社 北辰水産は鮮魚、海産物の販売を行い、首都圏の百貨店、駅ビル、ショッピングセンターを中心に全国に44店舗の鮮魚店を出店する大手。寿司店も千葉県内に2店舗経営している。もちろんZOZOマリンスタジアム内に寿司がデザインされた看板が設置されるのは初だ。

 これにはレアード選手も「ベンチ上に寿司の看板が出るのはとてもクールだ。テンションが上がる。すご〜いね! 幕張スシさいGO(最高とさあ行こうの意味)」と興奮気味に話し、試合に出る際にはモチベーションになっている。その他にも現在も寿司チェーン店などから問い合わせが続くなど、レアード特需は底を見せていない。そしてロッテ本社では令和初のビックリマンのキャラクターにレアードをデザインしたカードを作成した。

 試合ではバットで勝利に貢献し超陽気でとても気さくないい人。さらにその人気から経済効果も計り知れない。関連グッズもこれからまだまだ登場予定。これほどの優良助っ人は過去いただろうか。ちなみに当然ではあるがオールスターファン投票でも三塁手部門でトップを独走している。千葉ロッテマリーンズの選手でオールスターにファン投票で選ばれると、なんと2013年の井口資仁現監督が二塁手部門で選ばれて以来の快挙となる。なにからなにまでチームを盛り上げるスシボーイ。令和元年の優勝を大目標に掲げる千葉ロッテマリーンズにとって、これほど頼もしい助っ人はいない。

梶原紀章(千葉ロッテマリーンズ広報)

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(梶原 紀章)