地元の子どもたちと記念撮影をする日本代表DF長友佑都(ガラタサライ)

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 日本代表DF長友佑都(ガラタサライ)が7日の練習後、2日前に行われたキリンチャレンジカップのトリニダード・トバゴ戦をあらためて振り返った。自身は普段より高い位置を取るウイングバックを務めたが、映像確認によって課題も浮かび上がった様子。また、守る相手を崩し切れなかったチームの課題には「目的地の認識」を挙げた。

 日本代表は5日、キリンチャレンジ杯でトリニダード・トバゴと対戦。森保ジャパン発足時から一貫して使い続けてきた4-2-3-1のシステムではなく、初挑戦の3バックを土台とした3-4-2-1に挑戦し、オプション布陣をテストした。

「初めてでしたし、ポジティブなものがたくさん見えた」。新布陣についてそう語った長友は6日、トレーニング中に森保一監督とも感想を伝え合った模様。「僕自身もそう思っていたけど、森保さんもそう感じていたので同じだと感じた」と前向きな見解を示した。

 しかし、試合結果はスコアレスドロー。自らの出来については課題も指摘した。「前半はとくにサイドバックの癖が抜け切れていなかった。もっと高い位置を取れたかなと思った」。実際、ピッチ上では長友と3バックで最終ラインを形成し、右WBのDF酒井宏樹だけが前がかりになる状況がたびたび見られた。

「取られた後のカウンターを気にしすぎて、取られそうになったらすぐ後ろに下がるみたいな部分があった。そこも大事だけどもう少し前に意識を持たないと」。課題はすでに消化し切った様子。「もっとチャンスに絡まないといけない。WBはSBと違うので、攻撃にもっと厚みを出せるようなプレーをしないといけない」と先を見据えた。

 また、アタッキングサードまで攻め込みながら無得点に終わった攻撃には「ゴールに向かう認識合わせというか、目的地がゴールなので、そこの間の空間をみんなが意識しながら共有できないと、躍動感があるサッカーができない」といった課題があったという。

「日本人選手の癖で、人とボールを意識してしまうというのがあって、ボールを持っている人に寄って行ってしまい、目的地であるゴールの意識が途切れてしまう。それが試合の躍動感にもつながっていると思う。海外の選手はゴールを取るためのポジション、ゴールを取るためのランニングがある」。

 そうした現象はこれまでの4-2-3-1の際にも同様に見られていたものの、1トップ2シャドーが近い関係性になりやすい3-4-2-1ではなおさら多く発生。ウイングバックの使い方と、ゴールへの意識づけ--。フィールドプレーヤー最年長のベテランはこれらの部分を整理し、次の機会に活かしていくつもりだ。

(取材・文 竹内達也)