韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領(左)と北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長、コラージュ)=(聯合ニュース)

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【ソウル聯合ニュース】韓国国民の8割近くが北朝鮮との統一よりも経済を重視しているとの調査結果が出た。

 韓国保健社会研究院の報告書によると、2018年6〜9月に全国の満19〜75歳の3873人(男性1967人、女性1906人)を対象に実施した南北統一に対する意識調査で、南北統一問題と経済問題のどちらか一つを解決しなければならない場合、経済問題を選択することに対し同意するかを尋ねたところ、77.1%が「同意」と答えた。「反対」は7.0%、「どちらでもない」は16.0%だった。

 また、「南北が同じ民族だからといって必ず一つの国家を形成する必要はない」との質問項目に対しては半数以上の55.9%が同意した。「反対」は16.4%、「どちらでもない」は27.7%だった。

 「南北統一のためなら少し生活が苦しくてもよい」との意見には「同意」が17.1%にとどまったが、「反対」は53.2%に上った。「どちらでもない」との回答は29.7%だった。

 「南北が統一される方向で社会が変化することについてどう考えるか」との質問に33.2%が「肯定的」、12.7%が「否定的」と答えた。

 「南北関係が改善される方向への社会変化」については42.4%が「肯定的」、7.7%が「否定的」と答えた。