古田新太がゲイで女装家の教師を演じるということで、もう間違いなく面白いと期待が大き過ぎたせいか、初回は、あれれ、こんな感じかとがっかりしたところもあったが、今じゃすっかり楽しみになった。

女装といっても、マツコ・デラックスのようにキレイに着飾るわけでもなく、メイクも雑で、時折おっさんが出る。そのあたりは、もう古田がそのままで演じているようにも見える。

違和感ありまくりののぶおに否定的だった学園の先生や生徒が、何事にもまっすぐぶつかっていく姿に感化され、変わっていくのも見どころ。あっ、のぶおって古田の役の名で、原田のぶおです。

第7話はのぶおと対立する最後の生徒、明智(永瀬廉)もついに心を開き、2年3組がひとつにまとまったところでラストとなり、のぶおが血を吐くという衝撃シーンが待っていた。

「やりたいことノート」にあれこれや書き、願いが叶うと「済」マークを押したり、謎のクスリを服用するなど、伏線はあったが、ついに吐血。不治の病かとやきもきする。次週予告では、のぶおが生徒たちを前になにやらカミングアウトするらしいが、悲しい展開にならないように祈りたい。

学園モノにはジャニーズがよく似合う

荒川良々、大倉孝二、じろう(シソンヌ)といった個性派に、松下奈緒、白石麻衣(乃木坂46)ら女性陣を加えた教員たちがいる職員室の場面も面白いが、永瀬廉を始め、道枝駿佑、長尾謙杜が光っている。「金八先生」の時代から、ジャニーズは学園モノの生徒役が似合う。ここから修業を積んで、実力をつけて、いずれ連ドラの主演をやるなら、視聴者も納得するというものだ。理想的なジャニーズの使い方といえる。

やっていることは昔の学園モノで、それこそ「金八先生」や「GTO」「ごくせん!」と変わらないが、ゲイで女装家の教師というところが、いまの時代ではある。もともと日テレは学園ドラマを得意としていたが、「3年A組〜今から皆さんは、人質です〜」といい、「俺スカ」といい、そのDNAを受け継ぎ、新たな時代の学園ドラマに仕上げているところがいい。(土曜よる10時)

くろうさぎ