ワケあって閉店したお店の商品をフリーマーケットに出し、全部売り尽くそうという企画。東京・阿佐ヶ谷の古書店「ネオ書房」、東京・国立の「旅する雑貨屋 Hunt」、和歌山市の「島清金物店」の3店が取り上げられ、それぞれの店じまいに密着していた。

創業65年の「ネオ書房」。貸本屋から始め、当時は盛況だったが、図書館が出来た頃から客足が減り、11年前に古書店として再スタートしたが、店主が91歳と高齢になり、閉店を決意したとか。「歳を重ねると記憶装置が壊れます、そろそろ潮時かなと」と店主。

売れ残った本は1万2000冊以上。坂口京子が店を訪ねたところ、店主の古書自慢が始まった。「これはね、ご存知ですか? 小林多喜二といってね。虐殺されたんですけど、その少し前に書いた本なんです」と『不在地主』の初版本を見せるも、浜口の反応はゼロ。のれんに腕押し状態で、店主がお気の毒。人選を誤ったか。

ネオ書房価格は3万円。その本を東京読書普及商業組合会長に鑑定してもらい5000円と言われたが、店主は思い入れのある一冊なので、絶対に値引きしない、と強気。フリマでは漫画3冊100円が、袋詰め放題100円に。そして、終わりがけには段ボール1箱100円で投げ売り状態。

例の小林多喜二の初版本も値切られて4000円で販売。フリマで売る前に目利きの古書店主を集めて鑑定してもらえばもっと高額で売れたのに。売れ残った本がどうなったか気になる。(放送2019年6月2日19時54分〜)

                  

(白蘭)