[OH!バンデス - ミヤギテレビ] 2019年5月21日放送の「バンたま太鼓判」のコーナーでは、宮城の新名産だという「あまころ牡蠣」について紹介していました。


これがあまころ牡蠣。宮城県公式サイトより

牡蠣といえば「冬の味覚」ですよね。しかし、あまころ牡蠣の旬は初夏。いったい、なぜなのでしょうか。

夏に旬を迎える理由は?

あまころ牡蠣は普段食べている牡蠣に比べると小ぶりな真牡蠣。小ぶりにもかかわらず身がぷっくりしていて、とても濃厚な味をしているのが特徴です。

一般の牡蠣は夏の産卵を経験させ2年ほどかけて大きく育てて出荷するのに対し、あまころ牡蠣は産卵を経験していないで1年未満で出荷するので、サイズは小ぶり。それに伴って、旬も初夏になるとのことです。産卵を経験しないことでえぐみと苦味が出ないので、甘みが強調された牡蠣になるそうです。

あまころ牡蠣は、宮城県や生産者、国の研究機関により共同開発され、志津川湾で養殖しています。東日本大震災後、宮城県の養殖牡蠣の生産量が大きく減少してしまったため、牡蠣養殖の復活はもちろん若者に魅力のある高品質で収益性の高い牡蠣の生産・ブランド化をコンセプトに開発されました。

生産者は、これからは販路の拡大にも力を入れて、たくさんの人々に食べてもらいたいと話していました。

(ライター:rin.)