韓国守備網を崩しにかかる宮代(左)。白熱の日韓戦は“決め切る力”が明暗を分けた。(C)REUTERS/AFLO

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 若きサムライたちの挑戦は、ベスト8を前に終焉を迎えた。
 
 現地時間6月4日、ポーランドで開催中のU-20ワールドカップはラウンド・オブ16が行なわれ、U-20日本代表は宿敵・韓国と雌雄を決した。前半と後半で試合展開がガラリと変わるなか、日本は後半に郷家友太のゴールがVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)で取り消され、中村敬斗の渾身ショットがポストを叩くなどゴールに見放されてしまう。すると84分、パスミスから最後は韓国の長身FWオ・セフンに技ありヘッドを決められて万事休す。悔しい0−1の敗北を喫し、16年ぶりの8強進出は果たせなかった。
 
 韓国にしてみれば、会心の勝利だったろう。韓国最大の全国紙『朝鮮日報』はそれでも、ゲーム速報記事で日本のハイパフォーマンスを称賛。「韓国は九死に一生を得て宿敵の壁を乗り越え、ベスト8へと勝ち進んだ」と書き綴り、以下のように大一番を報じた。
 
「前半の韓国はからっきしだった。(グループリーグ最終戦の)アルゼンチン戦と同じ3−5−2システムを採用したがそこかしこにスペースを与え、日本にポゼッションで28%対72%と押し込まれる苦境に追い込まれたのだ。後半のスタートから選手交代で4−4−2に変更すると、瞬く間に守備が整備され、持ち前の圧倒的なスピードも発揮できるようになった」

 
「しかし、後半の韓国は大ピンチの連続。日本の攻撃は脅威でしかなかった。ゴウケのゴールはVARによりオフサイドと判定されて難を逃れ、ミヤシロ(宮代大聖)、ナカムラ、コバヤシ(小林友希)らが次から次へとビッグチャンスを掴む。この厳しい時間帯をGKイ・グァンヨンの好守を軸に凌いだのが大きかった。集中を切らさず好機を待ち続けたからこそ、敵のミスからオ・セフンが溜息の出るようなゴールを決め、勝利に繋げることができたのだ」
 
 そして同紙は、「攻撃面では日本が圧倒的だった。だが、それを見事にブロックした韓国が、このスリリングでスペクタクルなゲームをモノにした」との一文で締めた。
 
 勝利した韓国は6月8日、準々決勝でセネガルと相まみえる。
 
構成●サッカーダイジェストWeb編集部