U-20ワールドカップの決勝トーナメント1回戦で日韓戦が実現。日本はGS2戦目で2得点の宮代が先発か。韓国はバレンシア所属のイ・ガンインに注目が集まる。(C) Getty Images

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 ポーランドで行なわれているU-20ワールドカップの決勝トーナメント1回戦で対決することになった日本と韓国。国際舞台で相まみえることになった“宿命のライバル対決”を前に、韓国メディアの注目も高まっている。
 
「韓国、5日0時30分に宿命の日本戦…8強進出をかけて」(『スポーツ東亜』)
「韓国サッカーの有望株たち、宿敵・日本を捕らえて“行こう8強に”」(『ノーカットニュース』)
「一歩も引くことはできない…“永遠の好敵手”と16強戦」(テレビ局『MBC』)

 
 6月3日からは韓国のA代表合宿がスタートしたこともあって、現役代表選手からの助言やエールも報じられている。
 
 例えば2017年のU-20ワールドカップを経験したペク・スンホは後輩たちに、「試合ごとに良くなっているようだ。今までのようにやれば良い結果を出せるだろう」とコメント。2009年U-20ワールドカップを経験し、2012年ロンドン五輪の3位決定戦で日韓戦を経験しているキム・ボギョンは、「後輩たちがとてもうまいので助言することはない。ただ、良い試合をしても一度や二度のミスが左右することもあるだけに、トーナメントでは90分集中しなければならない。韓日戦は必ず勝たなきゃいけないと考える。勝てば良い成績を出せるだけに期待している」とエールを送った。
 
 そんな国内の期待と関心の大きさを知ってか、選手たちも意欲を燃やしている。イ・ジェイクが「どうしても勝ちたいので、どう覚悟を決めるべきか悩んでいるほど」と語れば、キャプテンのファン・テヒョンは「14歳の時の交流戦から日本戦で負けたことがない。目標のためには必ず勝たなければならない相手だ。日本戦でゴールを決めた時は散策セレモニーを準備している」と自信を覗かせている。
 
 散策セレモニーとは、2010年5月にさいたまスタジアムで行なわれた日韓戦時に、開始直後にゴールを決めたパク・チソンが見せたパフォーマンス。韓国では“韓日戦の象徴”とも言われており、「誰が言い出したわけでもなく、選手全員がそれをしたいと思っている」(イ・ジェイク)という。
 
 また、ファン・テヒョンによれば、チーム最年少18歳ながらエースであるイ・ガンインが「試合開始前の愛国歌を大声で歌って、国歌斉唱の時から相手を圧倒しよう」と呼びかけたという。まさに韓国は意欲満々の臨戦モードなわけだが、U-20日本代表についてはどう見ているか。『スポーツソウル』は「日本は戦力ダウンした。手強いが壁ではない」と題した記事の中でこう分析している。
 
「日本は手強い相手だが、田川や斎藤など負傷者が発生し、戦力ダウンは避けられない。ふたりが日本の攻撃陣の中では最も脅威だったが、そのキープレーヤーふたりを失った状態だ。そんな日本とは対照的に韓国の状態は上がっている」
 
 いずれにしても、「20歳以下W杯で韓日戦、槍と鉾の対決」(『ハンギョレ日報』)と謳われるように、激しい攻防戦になることが予想される“宿命のライバル対決”。国際舞台にふさわしいレベルの高い好勝負になることを期待したい。
 
構成●ピッチコミュニケーションズ
 
参照記事:『スポーツソウル』日本版 
https://sportsseoulweb.jp/sports_topic/id=4384