連続招集を勝ち取った日本代表MF橋本拳人(FC東京)

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 前回のキリンチャレンジカップで追加招集ながら出色のパフォーマンスを見せ、3か月後には本招集を勝ち取った。日本代表MF橋本拳人(FC東京)は森保一監督の助言も糧とし、さらにステップアップを遂げていく構えだ。

 3月26日に行われたキリンチャレンジ杯のボリビア戦でA代表デビュー。周囲にロシアW杯を経験した選手が並び、連携面には懸念も見られた中、持ち味の献身性とボール奪取のセンスを活かし、指揮官も“及第点”の活躍を披露した。

「前回は奪われた後の切り替えがすごく良かったと言ってもらえた。そこは自分の持ち味でもあるのでそこを出しつつ、攻撃でどれだけ変化を出せるか、これから突き詰めていくところだと言われた」(橋本)。

 今年1〜2月のアジア杯や前回のキリンチャレンジ杯を経験した国内組が、少なからず落選となった今回のキリンチャレンジ杯。本招集を勝ち取った橋本にとって、生き残りをかけた重要な1週間となる。もともと定評のある守備に加え、プラスアルファで求められるのは攻撃面での貢献だ。

 直近リーグ戦にあたるJ1第14節大分戦では、右サイドの崩しから自身のヘディングシュートで先制点をマーク。相手を押し込んだ状態でのボールポゼッションでは、サイドに的確なパスを配給する場面も目立ち、良い状態で代表合宿に乗り込んできたと言える。

「自信を持って来られている」と述べた橋本にとって、心強いのはFC東京勢の存在だ。前回に続いて選出されたDF室屋成に加え、追加招集のFW永井謙佑、17歳の初招集で注目を一身に集めるMF久保建英と、4人の選手がメンバー入り。さらに元FC東京のGK権田修一、DF長友佑都、MF中島翔哉と“青赤色”は強い。

 アジア杯に出場した欧州組も多くメンバー入りしたことでポジション争いは激しくもなりそうだが、その環境を「前回より海外でやっている選手が多くいるし、練習から激しく楽しくできている」と前向きに捉える橋本。「Jリーグ首位でやっているところを4人がしっかり出せればいい」と“首位東京”のプライドを体現するつもりだ。

(取材・文 竹内達也)