都内の繁華街での職質の光景。2人の若者が所持品チェックを受けている様子

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 警察による強引な職務質問は今に始まったことではなく、定期的に話題になったりもする。しかし現在、東京ではいつになくヒドい職質が増えているのだ!

◆重要行事で警戒強化か、ブラックなノルマか

 4月末、都内の給水管設備工事会社代表の男性が、違法な取り調べや身体拘束があったとして東京都を提訴した。工事後にコンビニに立ち寄ったところ警視庁中野署の警察官に職務質問(以下、職質)を求められ、車中に仕事で使用する工具があったことから軽犯罪法違反容疑で翌朝まで勾留されたというのだ。

 騒動を報じた「弁護士ドットコム」(4月26日付)によれば、当時警視庁管内で職質キャンペーンが行われており、工事業者を狙い撃ちにした職質が相次いでいたという。

 工事業者が作業に必要な工具を所持していて何が悪いのか、まったく腑に落ちないが、こうした強引な職質が最近、都心で増えている。SPA!の取材によって明らかになった最近の職質事例は、下記のとおりだ。

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◆「納得いかない」職質に異議アリ

【CASE 赤坂/会社員 45歳】
◆残業後、疲れているのに強引な職質に遭った!

 最近、深夜の繁華街でよく職質をやっている。残業後、赤坂で少し飲んで終電を逃し、繁華街から離れたところでタクシーを探していたら声をかけられた。スーツ姿だったのに……。明らかに年下の警察官がタメ口だったのでカチンときて「任意のはずだ」と拒否したら増員を呼ばれ「公務執行妨害になるよ。会社クビになっちゃってもいいの?」と脅された。しぶしぶカバンを見せると、嫌がらせのように丹念に調べていた。酔客に対し、わざと挑発的な態度で興奮させるのが手口なの?

【CASE 豊洲/自営業 35歳】
◆令状がないのに私有地にまで追いかけてきた!

 夜の10時ごろ、自宅マンションの駐車場入り口の前で停車してスマホのメールをチェックしていたところ、2人組の警察官に「車内を見せてくれ」と言われた。免許証の住所を示して「ここに住んでいる者だ」と伝えたが、譲らない。「任意であれば拒否します」と言い残し、車を発進させて駐車場に入ったところ、若い警察官2人が追いかけてきた。そこで車から降り、「令状なしに私有地に入っていいんですか?」と問うと、2人の警察は顔を見合わせて沈黙。その場を立ち去った。

【CASE 錦糸町/大学生 22歳】
◆ポケモンGOをしていたら、身体検査で30分も“拘束”

 午後10時ごろ、近くの公園で2人組の警察官に声をかけられた。花粉防止の黒いマスクをして同じところを行ったり来たりしていたことで怪しまれたようですが、ポケモンGOをしていただけ。持ち物検査に従うも、彼らはスウェットのポケットから出てきたヘアピンにこだわった。「君、短髪だよね?」と聞かれ、「お札を束ねるビルクリップ代わりに使っていた」と答えるもなかなか信じてくれず、30分ほど身体検査された。おかげでそこそこレアなポケモンを取り損ねましたよ。

【CASE 池袋/会社員 41歳】
◆仕事の電話中に割り込み職質。所属署に電話すると退散

 夜の8時くらいに、路上で仕事の電話をしていたら通話中にもかかわらず2人組の警察官に職質された。電話相手に断って通話を中断し、警察官の求めに従って身分証を見せたが、今度はカバンの中を確認したいという。「仕事中なので、少し待ってくれ」と言うも聞き入れてくれない。腹が立ったので管轄の警察署に電話して、事の次第を伝えた。すると、やはり彼らの職質には問題があったようで、署から彼らの元に連絡が入り、渋々謝罪したあと、そそくさと去っていきました。

【CASE 中落合/会社員 35歳】
◆3か月で4回も同じ場所で自転車の登録チェックに