スコアレスドローに終わった一戦、伊メディアが両チームのキーマンに挙げたのは、日本が田川(左)、イタリアがGKカルネセッチ(右)だった。(C) REUTERS/AFLO

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 現地時間5月29日、U−20ワールドカップのグループリーグ第3戦、日本代表対イタリア代表戦がポーランドのブィドゴシュチスタジアムで行なわれ、0−0のスコアレスドローに終わった。

 この結果、グループBの1位は2勝1分け(勝点7)でイタリア、2位は1勝2分けで勝点5とした日本で確定し、ともに16強入りが決まった。日本は前回の2017年大会に続く、2大会連続での決勝トーナメント進出となる。

 FIFA公式サイトは両チームの健闘を称え、ゲームをこう評している。

「ゴールはなし、されど2チームの質が際立った試合だった。決勝トーナメント進出の切符を手にしていた若きアッズーリは、非常に慎重に試合に入ってしまったことが裏目に出て、アグレッシブな日本を掴みそこねてしまった。

 そして11分、エリア内で田川亨介への不用意なファウルで日本にPKを与えてしまう。流れは完全に日本に傾いていたが、キッカー伊藤洋輝のPKをGKマルコ・カルネセッチが弾き返した。このプレーでイタリアは息を吹き返し、お互いにフィニッシュの精彩を欠きながらも、最後まで実力の拮抗した展開が続いた」

 そう称えられたイタリア代の守護神は、PKをブロックして以降も再三に渡って好セーブを見せ、日本にゴールを許さなかった。

 この働きぶりに、伊メディア『Football ITARIA』はこの試合のMOMに選出。「(前2戦までは)控えであり、今大会初出場だった守護神のPKストップが、イタリアがグループBの1位通過を決められた最大の要因だ。選手たちを活気づけ、PKを止めた後の彼のプレーの質は見違えた」と称賛している。

 一方、若き日本代表メンバーについては伊メディア『ilsussidiario』が「パフォーマンスの質が高く、たくさんのチャンスがあった」と綴り、特に活躍が目立ったメンバーとして田川の名を挙げた。

「前線の田川と斉藤光毅は、非常にアグレッシブに攻め込み、イタリア守備陣を大いに苦しめた。なかでもPKを獲得したのは、田川のスピードのあるプレーからだ。彼は試合開始から間を置かず、イタリアの守備ラインへあいさつ代わりに顔を出し、見事にファウルを誘った」

 だがその後、19分に田川は左足でシュートを放った後にピッチサイドに倒れ込み、そのまま中村敬斗と交代した。終盤に接触プレーで肩を痛めて交代した斉藤光毅とともに、負傷の具合が気になるところだ。

 イタリアに勝てば1位通過が叶っただけに、日本にとっては悔しい痛み分け。この結果、現地6月4日に行なわれる決勝トーナメント1回戦で、グループFの2位と対戦することが決まった。

 グループFは第2戦を終えた時点で勝点6のアルゼンチンが1位、勝点3で韓国とポルトガルが並んでいる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部