U-22日本代表MF高宇洋

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 高校時代をともに過ごした盟友の背中を追ってきた。そして、所属クラブのG大阪で経験を積むMF高宇洋は、トゥーロン国際大会に臨むU-22日本代表に初招集を果たした。

 98年4月20日生まれの21歳は、17年に市立船橋高からG大阪に加入。初年度はU-23チームが参戦するJ3リーグを主戦場に28試合に出場すると、翌18年には第18節鹿島戦で先発に抜擢されてJ1デビューを飾って12試合に出場し、今季は第13節終了時点で5試合でピッチに立っている。

「1年目はJ3で出ていたけど、J1の試合に絡みながら世代別代表にも初めて入ることができたので、1年目からやってきたことは間違いなかったと感じる。ステップアップしてきた実感がある」

 クラブで着実な成長を遂げ、U-22日本代表に初選出された。ようやく、“2人”とともに戦う機会が再び巡ってきたと思われた――。

 同じ98年生まれで市立船橋高の同期となるMF杉岡大暉とDF原輝綺は東京五輪世代のチームで主軸を担ってきた。「高校時代から2人は代表に入っていた。自分も同じようにプロ入りが決まっていたけど、2人の姿を見ているだけで悔しい思いが強くあった」という高の一つの目標が、「あの2人に追い付くために、この代表に入ること」だった。

 ついに、U-22日本代表入りを果たした。しかし、杉岡と原はコパ・アメリカを戦うA代表に選出されたため、再会は叶わず。「2人はA代表ですもんね。まだ一緒にプレーできないのは、2人から力不足だと言われている感じです」と苦笑しながらも、「でも、この舞台に来れたことは自信になる。また、あの2人と一緒にできるようにもっと成長していきたい」と2人の背中にいつか追い付き、そして追い越せるように成長を続けていく。

(取材・文 折戸岳彦)