世界初の240Hz駆動、17.3インチモバイルディスプレイ。ASUSが発表
台湾ASUSは、世界初となる240Hz駆動が可能なモバイルディスプレイ「ROG Strix XG17」を発表しました。もちろん、高速駆動を活かしたゲームでの利用が想定されています。

ROG Strix XG17は17.3インチ / 1920x1080ドットの液晶ディスプレイを搭載しており、240Hz駆動と3msの画面応答速度を実現しています。このスペックはゲーミングラップトップ「 ASUS' Strix Scar III / Hero III」と同等で、さらにステレオスピーカーやマグネット式のスタンドも搭載されています。

内蔵バッテリーでは240Hzモードにて最大3時間の駆動が可能で、Quick Charge 3.0での充電やUSB PDにも対応しています。

5/28更新:ASUSによる解像度とリフレッシュレートの説明部分をより詳細な記述に改めました。

本体にはmicro HDMIポートとUSB Type-C(DisplayPort)を搭載し、PCだけでなくNintendo Switchやスマートフォンも接続できます。

もちろん、多くの人がこのポータブルディスプレイに十分にパワフルなゲーミングPCを接続し、240Hz駆動でのなめらかな動きを堪能したいと思うでしょう。ASUSによれば、GeForce RTX 2060やGTX 1070かそれ以上のGPUを搭載したノートパソコンなら、ほとんどのFPSゲームを1080P解像度かつ144Hz以上で駆動できると説明しています。



またゲーム向けではありませんが、15.6インチサイズのタッチ操作対応のポータブルディスプレイ「ZenScreen Touch」も同時発表されています。こちらではステレオスピーカーや7800mAhバッテリーが搭載され、最大輝度での4時間の駆動を実現。一方で、USB Type-Cポートは省略されています。

なお米Engadgetが会場でスマートフォン接続を試したところ「ZenFone 4」ではタッチ機能が利用できたものの「OnePlus 7 Pro」では同機能が利用できなかった模様。



さらに、ゲーミング用ヘッドホンも発表されています。「ROG Theta」は7.1チャンネルサラウンドとUSB Type-Cに対応し、両イヤカップに4ドライバを搭載。ASUS独自のDAC「upremeFX S1220A」と4基のバッファー「ESS 9601」で駆動されます。またAI(人工知能)を内蔵したマイクにより、適切なノイズキャンセリングを実現します。

32Ωのアナログヘッドホン「ROG Theta Electret」は、音質にもこだわるゲーマー向けです。USB Type-Cポートを搭載し、銀メッキされた銅素材ケーブルが付属。外観はROG Thetaに似ているものの、ロゴのRGB発光機能はこちらでは省略され、ドライバは7.5kHz以上を担当する電子ドライバと、20Hz〜7.5kHzを担当する従来型のドライバに置き換えられています。AIによるマイク機能はありませんが、TeamSpeakとDiscordの認定を受けており、クリアな通話ができるはずです。

ROG Strix XG17は今年第4四半期(10月〜12月)以降に発売され、価格は未発表。ZenScreen Touchは7月に400ドル(約4万4000円)以下で発売されます。ROG Thetaシリーズは7月以降に299ドル(約3万3000円)から投入されます。