千葉県銚子市犬吠埼沖で26日(2019年5月)、貨物船同士が衝突し、愛媛県今治市の「千勝丸」(499トン)が沈没した事故で、銚子海上保安部などは28日も潜水による行方不明者の捜索を続ける予定だ。しかし、波が高く捜索に厳しい状況が続いている。

事故では、乗組員5人のうち、船長は救助されたものの1人が死亡、残り3人が行方不明のままだ。救助にあたったダイバーが27日、水深およそ30メートルの沈没した船内からコンコンと叩くような音を確認しており、生存者がいる可能性がある。

沈没90時間後に救出された例も

水難学会の斎藤秀俊会長は「水の入ってこない空気のある所にいる可能性はある。時間との勝負になる」と話す。救助方法は、全面マスクと空気ボンベを使い、ダイバーとともに浮上する方法をとると見られている。今後、海上自衛隊の潜水艦救難艇「ちよだ」も救助活動に加わる予定だ。

過去には沈没した船内から乗組員が助け出された例もある。2009年、八丈島沖で漁船「第一幸福丸」が転覆した時には、乗組員が体力温存のために船底であおむけのまま救助を待ち、90時間後に救出された。

司会の羽鳥慎一「すでに54時間たっています」

青木理(ジャーナリスト)「一般的に、災害時に人間が飲まず食わずの状態で生存できる壁は72時間と言われています。今回の場合、空気の限界もあるのでさらに厳しい状況です。二次災害の危険もあるので、慎重に、かつ急がなくてはならない」

羽鳥「真っ暗な中で非常に不安な状況だと思います」

菅野朋子(弁護士)「体力的にも精神的にも相当強くないと...。想像を絶します」