「自分 失敗しないんで」イラっとくるのに愛くるしい! 球界に君臨するマスコット・ドアラがきょうも輝いている理由


プロ野球球団、中日ドラゴンズのマスコット・ドアラをご存知だろうか?
2007年にファンが投稿したYouTube動画で話題になって以来、マスコット界トップクラスの人気者として活躍。『さいふをなくした』などのエッセイ集を何冊も出版し、先生役となった漢字ドリルも販売されている。

もちろん毎試合グラウンドに登場して、バク転などコミカルな動きを披露。
ドアラに駆け寄ってきた子どもを「飛び越えて」避けたと思いきやハグしてみたり、クイズに挑戦する子どもに遠くからヒントを出してあげたりと、絶妙に空気を読んだファンサービスで話題をさらうことも。

そんなドアラが独特の存在感を放つ理由に迫るべく、インタビューを敢行。
取材中にも、隙をついて耳毛を触ろうとしたスタッフをすごい勢いではねのける反射神経や、肩を組んで挨拶してくれる優しい側面を見ることができた。

撮影/河原彰志 取材・文/大竹敏之 デザイン/桜庭侑紀
▲華麗なヒットを飛ばすためのイメトレか?

「なにもしてません」素っ気ない回答に秘められたブレない姿勢

ドアラさんは今年デビュー25周年なんですよね。おめでとうございます。この25年をふり返って印象に残っていることはありますか?
過去は ふりかえらない
(振り返らないんだ…)きっぱりとご回答、ありがとうございます(笑)。
デビュー当時はハッキリ言って人気がなかったドアラさんですが、不遇な時代にひそかに磨いていたことはありますか? 昔は体形も今よりずんぐりむっくりしていたし、バク転などのアクションもなかったので、ダイエットやトレーニングをされたのかな〜なんて思っていたのですが…。
別に、なにもしてません

本当に? 質問が失礼すぎて、ちょっとスネちゃいました?
▲そっぽを向くドアラ。
(教えてくれないのかな?)努力しているところを見せない、というのは落合博満・元監督っぽいですね。
ドアラさんがブレイクしたのは、07年の西武・グッドウィルドーム(現・メットライフドーム)での「伝説の静止芸※」がキッカケといわれています。あれは狙ったうえでのことだったのでしょうか?
ねらってやってたら もっと早くやるでしょ
それとなく逆ギレの気配を感じますが…。あれは偶然だったんですね。
「静止芸」に代表されるように、ちょっと“くすっ”と笑ってしまうような行動がドアラさんの魅力のひとつ。それ以前からああいう行動をされていたのでしょうか?
みんなが気づくか気づかないかだと思う

(“確信犯”じゃん!)気づかれないところでちょこちょこやっていたということですね。さりげない姿勢で長期継続していたからこそ、ちょっとしたキッカケで一気にみんなが魅力に気づき、人気に火がついたのかもしれません。
▲3回裏、バズーカ砲で客席に特製タオルなどを打ち込むドアラさん。
さて、ドアラさんの本業(?)といえば「勝利を占うバク転」。
ナゴヤドームでは毎試合、7回裏終了時にバク転にチャレンジ。大観衆の前ではプレッシャーも大きいと思います。
我々サラリーマンもプレゼンとかいろいろシンドイ場面があるので、重圧と向き合う心構えを教えてください。
気にしない
アッサリしすぎ〜! 周りを気にせず自分自身に集中するということでしょうか。
ドアラさんが愛される理由は「空気を読む能力」に基づいた、おふざけの絶妙なさじ加減にもあると感じますが、周りの空気を読むコツはありますか?
まわりをよく見てるだけ

(急にまじめな回答が。)視野が広いんですね。大きな耳が邪魔にはならないですか?
▲急に首を回すドアラ。耳は邪魔ではないらしい。

そうは言っても空気を読み違えて、“やりすぎた!”“怒られた!”という経験もあるのでは? 失敗談があったら教えてください。
自分 失敗しないんで
見慣れたドアラさんのカワイイ口元に、いま初めて苛立ちを覚えました…。『ドクターX』ばりの自信ですね〜。
ドアラさんはともかく、一般の人は仕事や人間関係でのミスを避けられないと思うんです。プロ野球選手だってときどき、ありますよね。いざ失敗してしまったときにはどう対処すればいいのでしょう?
失敗はするから受けいれる 次どうするか考えればいい

おお、地味に深い言葉が出てきました! 頭を切り替えて次へ進めばいいんですね。

若い選手には厳しく、監督には媚びを売る? ポジションを確保し自己流を貫くドアラ流処世術


今のドアラさんの余裕ある心持ちは、25年というキャリアにも裏打ちされている面もあるかと思います。今ではチーム一のベテランともいえる立場ですが、若い選手たちにはどのように接していますか?
▲真剣な面持ちでマーカーを走らせる。キュキュ、キュキュッ…
しっかりと 上下関係を きびしく
(体育会系だ。)ほぉ〜。そのあたりのケジメはちゃんとつけているんですね。ドアラさんから見て、ドラゴンズ選手の中で“愛されキャラ”は誰ですか?
▲かなり悩んでる。
今さら「みんな素敵」とかきれいごと言い始めるのはやめてくださいね?
モヤ

(悩ませてスミマセン…。)愛されている理由は?

身長

(それが理由かい!)…背番号44の外野手・モヤさんはチームいち、長身の201cmですものね。巨漢だけど人懐っこい表情で、“ギャップ萌え”するという点ではドアラさんと共通しているかも。では、イジりがいのある選手は?
アルモンテ
ヒゲ
(ヒゲ!)理由も一緒に書いてくれたんですね。
たしかに背番号42番の外野手・アルモンテ選手のトレードマークはもじゃもじゃヒゲ。ホームランを打った際にベンチで出迎えるときの“ヒゲタッチ”は幸運の儀式として定着しています。ドラゴンズファン的には、アルモンテ選手のヒゲはどんどんイジっていきたいところですね。
▲ヒゲ。

ところで、25年間、首脳陣は何度も入れ替わり、指揮官も与田剛監督で7人目。選手ではないドアラさんが、監督に受け入れてもらうために意識しているコツはありますか?
上のかたには しっかりと こびをうる

(うわ〜…。)現金すぎてセコイ…いや、意外な答えですね。いつもひょうひょうとした顔のドアラさんですが、どんなふうに“こびを売る”んでしょう?
すぐにあたまをさげ よいしょする
実はゴマすりキャラなんですか!? たしかに、今は亡き闘将・星野仙一元監督やオレ流・落合博満元監督など、強烈な個性の上司の下でもドアラさんらしさを発揮してきたわけですから、その裏にはうまく立ち回る処世術があったんですね。

ドアラさんレベルになると、逆に監督からヨイショしてもらえるようになるらしいじゃないですか。
最終日に みんなに握手してる時 自分だけ持ちあげられた

(マジの「ヨイショ」だった!)沖縄春季キャンプの打ち上げの日ですね。特別待遇じゃないですか! どんなふうに持ち上げられたんですか?
すもうの よりきられた みたいなかんじでした

(野球じゃなくて相撲…。)へぇ〜。一目置かれているということでしょうか。さすがです。

気づいてもらえないのは「まだ努力が足りない」から。厳しく努力の継続を促す“ドアラ先輩”

他チームにもそれぞれ魅力的なマスコットがいて交流する機会もありますが、「こいつにだけは負けたくない!」と意識しているライバルはいますか?
▲また悩ませてしまった。
…あんまり 気にしてない

(無理しすぎ〜!)絶対、気にしてますよね…? でも、ライバルを気にするより、自分がやるべきことに集中したい、という考えは伝わりました。では、マスコットとして何か野望はありますか?
世界にはばたく

(急にデカイ話に!)いつになく勇ましいお答えですね。ドアラさんは野球日本代表・侍ジャパンの試合に召集されたこともありましたし、世界へ向けてアピールするチャンスもありそうですよね。では、ファンに愛されるために一番大切にしていることは?
老人や子どもには 優しくする

あの〜、中年や若者は優しくしてもらえないんでしょうか…?


▲何か書き足してる。
老人や子どもには “より” 優しくする
(さすが〜!)うまくゴマかしましたね(笑)。
先ほど、ファンに気づいてもらえたことがブレイクにつながったとおっしゃっていましたが、頑張ってるのに誰にもなかなか気づいてもらえない、と悩んでいる社会人も多いと思います。そういう場合はどうしたらいいでしょう?
まだ努力が足りない

うう…。可愛い顔して、なかなか厳しいアドバイスですね。耳が痛いです。
つきつめればきっと もう少しで…
(あ、フォローしてくれた。)まだまだやり切れていないのだから、もう少し頑張ってみよう、ということですね。

逆に頑張りすぎると、周りのことが見えなくなってしまうという悩みを持つ人も多いですが、どうしたらドアラさんのように視野を広く持てるでしょう?
一歩さがれば

(なんか軽い?)ちょっと自分の立ち位置を変えてあらためて周りを見てみよう、ということですね。
自分はさがらないけど

え〜っ(笑)。せっかく良いアドバイスだと思ったのに…! 言ってることと、やってることが違うじゃないですか⁉︎ まぁ、人それぞれ、自分に合うやり方がありますものね。

ちなみに、livedoornewsには“ドアふみ”ちゃんという昨年デビューした駆け出しのゆるキャラがいて、全然ブレイクできずにくすぶっているのですが、これから羽ばたくためにアドバイスをいただけますか?
あきらめない やり続ける事 大事
(正論だ。)ひたすら実践して今の人気を築いたご本人の言葉だけに重みがありますね…。

ところでビジネス書などで、「ポジティブな言葉だけ口にしよう」と書いてあるのをよく見るのですが、ドアラさんの口癖ってありますか?
ブログでは締めの言葉が「なにかしら頑張ろう」「ただそれだけです」の2種類あるようなのですが、使い分けなど意識されていたら教えてください。
ほぼ「なにかしら頑張ろう」で告知的なのは「ただそれだけです」

(フリップ、手抜き…?)なるほど。意図的な使い分けでしたね。よく「なんかすんません」と書かれているのも見ますが、他の口癖やマイブームのフレーズはありますか?
お客様の笑顔のために!
本当に…? なんか、いい人キャラでまとめようと思っていません?

ところで、球団非公式のTwitterで、ドラゴンズが勝ったらドアラのフィギュアにごはんをあげる、というファンアカウントをご存知ですか?


▲うなずくドアラさん。もちろん知っているらしい。

ご存じなんですね。あのアカウントが人気を博していることに対して公式側としてはどう思っていらっしゃいますか?
がんばってください
(黙認ってことかな?)心が広い公式さんですね!
最後に、今年のドラゴンズがファンに愛されるためには何が必要でしょうか?
勝利

素晴らしくストレートな回答! ビシッと締まりました。やはり決めるべきところは決めてくれる男…いやマスコットですね。
▲ドアラの肩は意外とたくましかった。

球団関係者から見た、ドアラの素顔を公開!

▲照れているようだ。
※「西武ドーム・伝説の静止芸」

セパ交流戦の試合前のステージパフォーマンスで、チアドラゴンズがダンスを披露するステージの端っこでなぜかピクリとも動かず棒立ちしていた。このときの動画がYouTubeにアップされ「何、あれ?」「キモい。でも面白い!」と話題になった。


▲取材を行った4月下旬は「ナゴヤドームドアラ化」の真っ最中。トイレの看板やあらゆるサインがドアラマークになり、ライバル(?)つば九郎もドアラの耳を着用する徹底っぷりだった。
ドアラ
中日ドラゴンズのマスコットキャラクター。生年は不明。1994年にナゴヤ球場に出現。

1997年に新キャラクターのシャオロン、2000年にパオロンが誕生し、クビになりかけるが、ファンに同情されてかろうじて残留。07年に動画投稿サイトで「伝説の静止芸」が人気を博し、本やCDを発売。一躍、時の人ならぬ時のマスコットとなる。
現在もキャラクターグッズの売り上げはチーム屈指(松坂大輔投手、根尾昂内野手の人気で1位の座が危ぶまれ焦っている、とのうわさも)。

「勝利を占うドアラのバク転」はナゴヤドーム(愛知県)名物パフォーマンスで、新聞『中日スポーツ』には前日の結果と成功率が掲載されるほど、ファンにとっては選手の安打数や打率と同様の関心事項となっている。

サイン入りポラプレゼント

今回インタビューさせていただいた、ドアラさんのサイン入りポラを抽選で3名様にプレゼント。ご希望の方は、下記の項目をご確認いただいたうえ、奮ってご応募ください。良かったら、ドアラの好きなところも教えてね!

応募方法
ライブドアニュースのTwitterアカウント(@livedoornews)をフォロー&以下のツイートをRT。リプライでドアラのどこが好きかも教えてもらえると嬉しいです。
受付期間
2019年5月30日(木)12:00〜6月5日(水)12:00
当選者確定フロー
  • 当選者発表日/6月6日(木)
  • 当選者発表方法/応募受付終了後、厳正なる抽選を行います。発送先のご連絡 (個人情報の安全な受け渡し) のため、運営スタッフから個別にご連絡をさせていただく形で発表と致します。
  • 当選者発表後の流れ/当選者様にはライブドアニュース運営スタッフから6月6日(木)中に、ダイレクトメッセージでご連絡差し上げます。6月10日(日)までに当選者様からのお返事が確認できない場合は、当選の権利が無効となりますのでご了承ください。
キャンペーン規約
  • 複数回応募されても当選確率は上がりません。
  • 賞品発送先は日本国内のみです。
  • 応募にかかる通信料・通話料などはお客様のご負担となります。
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