メキシコ戦に向けて調整するMF鈴木冬一(湘南)

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 U-20ワールドカップ初戦エクアドル戦(1-1)から一夜明けた24日、U-20日本代表は約1時間半の調整を行った。初戦をベンチで見守ったMF鈴木冬一(湘南)は第2戦のメキシコ戦出場が濃厚。「ベルマーレで対人は鍛えられているし、自信もついている。いつも通りのプレーをできればチームに貢献できると思います」と意気込んだ。

 湘南の先輩MF齊藤未月の“ベルマーレ魂”あふれるプレーに刺激を受けた。

「昨日は未月くんが効いていたから、あそこで未月くんがいなかったらもっと厳しい試合になっていたと思う。同じチームの先輩としても誇りに思うというか、僕も出たらああいう風に貢献できるプレーをしないといけないという責任感が生まれてきました」

 左サイドバックでメキシコ戦に出場すれば、キーマンの技巧派ドリブラーMFディエゴ・ライネス(ベティス)と対峙する可能性が高い。すでにA代表デビューを果たしている“エース封じ”は重要なミッションだが、強気な姿勢はブレない。「ああいう選手とやりたいなという気持ちが強い。飛び込まないとか、粘り強さが勝利の鍵になる」と意欲を燃やした。

「日本人の選手にはなかなかいないタイプなので、止めるのは相当難しくなると思いますけど、だからと言って負け腰になるつもりはない。今までやってきたことをそのまま出すだけなので、そこは自分に自信を持って戦いたいです」

 2017年秋のU-17W杯は押しも押されもせぬ主力として、全4試合(うち3試合にフル出場)に出場し、優れたパフォーマンスを見せた。1年半ぶりに帰ってきたW杯の舞台。「緊張とかプレッシャーよりも楽しみの方が大きいですね。どこまで差が縮まっているのか、自分の中でも認識したい」。DF7人のうち4人は“00ジャパン”で世界と渡り歩いた経験値は大きい。

「バックラインの“00”は(W杯を)経験している選手が多いので、僕と同じ気持ちの選手が多いかなと思う。1つ上の年代の大会ですけど、僕たち“00”が引っ張っていけるような大会にして、なおかつ歴史に残るような成績を残したい」。同大会のイングランド戦で粘り強いハードワークと限界突破の走力を見せた鈴木冬一は、湘南で大きな自信を纏い、再び世界で真価を発揮する。

(取材・文 佐藤亜希子)