広島で目下売り出し中のルーキー、東(24番)。ポーランドの地でも左サイドを席巻するか。(C)Getty Images

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 いよいよ日本時間の今夜開幕するU-20ワールドカップ。影山雅永監督が率いるU-20日本代表は金曜日の午前3時半キックオフで、エクアドルとの初戦を戦う。
 
 そんななか、世界的ネットワーク『Fox Sports』アジア版の名物記者であるガブリエル・タン記者が、今大会必見の注目タレント8選を発表した。さすがは普段からアジア各国リーグをカバーし、とりわけアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)に精通しているタン記者だ。その8名のなかに、サンフレッチェ広島の18歳MF東俊希をチョイスしている。
 
 選出理由は以下の通りだ。
 
「今回のメンバーにワンダーキッド、タケフサ・クボ(久保建英)を含まれていないのは残念なかぎり。彼はA代表の一員としてコパ・アメリカに参戦する予定だ。とはいえ、他の選手にしてみれば光り輝くチャンスが増えたことになる。その日本代表メンバーのなかでもわたしが推したいのが、シュンキ・ヒガシだ。ディフェンダーとしてもミッドフィルダーでも幅広く機能するタレントで、ソツがない。チームを牽引する存在となるだろう」
 
 今春に広島ユースから昇格したルーキーだ。J1リーグではここまで途中出場で4試合に出場しているが、ACLでは出色の出来を示している。第1節から第5節まですべてスタメン出場を飾り、第2節のメルボルン・ビクトリー戦では鮮やかなダイレクトショットでプロ初ゴールをねじ込んだ。タン記者も「ACLの16強進出に貢献を果たし、いまやサンフレッチェの躍進に欠かせない選手となりつつある」と称えている。

 
 今夜のエクアドル戦では、左サイドバックでの先発が見込まれる東。自慢の左足と機動性能で、影山ジャパンに勝利をもたらすか。そのハイパフォーマンスに期待だ。
 
 タン記者が選んだそのほかの7選手はこちら。
 
FWティモシー・ウェア(アメリカ)
FWフェラス・アルブリカン(サウジアラビア)
MFイ・ガンイン(韓国)
FWカッチョ・エルナンデス(コロンビア)
MFサープリート・シン(ニュージーランド)
MFフロレンティーノ・ルイス(ポルトガル)
MFアンドリ・シャフプトラ(カタール)
 
構成●サッカーダイジェストWeb編集部