日本代表と東京五輪代表を兼任する森保一監督

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 日本代表の森保一監督は23日、都内で記者会見を行い、6月のキリンチャレンジカップ2試合に向けた日本代表メンバー27人を発表した。キリンチャレンジカップ後は6月14日にブラジルで開幕するコパ・アメリカ(南米選手権)に招待枠で参戦するが、そのメンバーは明日24日に発表されることになっている。

 キリンチャレンジカップとコパ・アメリカのメンバー編成について森保監督は「まずはA代表として(招集に)拘束力のあるキリンチャレンジカップで招集できる選手を集めさせてもらった中で、日本代表の強化のために戦術浸透をさらに深めていくこと、今後のW杯予選に向けて準備するということをやっていければと思っている」としたうえで、「(招集に)拘束力はなく、チームにも派遣義務がない」コパ・アメリカに向けては「要望は出させてもらった中で、限られた条件の中で選手を招集し、活動につなげていきたいと思っている」と説明した。

 コパ・アメリカのメンバー構成は東京五輪世代の選手が中心となると見られ、すでに発表されているトゥーロン国際大会に出場するU-22日本代表メンバーに含まれていない同世代の選手が数多く招集される見通しで、DF板倉滉(フローニンゲン)、DF立田悠悟(清水)、DF原輝綺(鳥栖)、DF杉岡大暉(湘南)、MF三好康児(横浜FM)、MF松本泰志(広島)、FW前田大然(松本)、FW上田綺世(法政大)らがその候補となりそうだ。

 一方で森保監督はキリンチャレンジカップに招集した27人について「キリンチャレンジカップもそうだが、先ほどコパ・アメリカの質問もあったが、次の大会につなげるということも考えて招集させていただいている」と、コパ・アメリカも見据えた選考であり、この中からコパ・アメリカにも招集する選手が含まれていることを示唆した。

 東京五輪世代のDF中山雄太(ズウォレ)、U-20世代から抜擢したMF久保建英(FC東京)、GK大迫敬介(広島)のA代表初招集組に加え、久保、大迫敬とともにU-20W杯への招集が見送られたMF安部裕葵(鹿島)もコパ・アメリカには招集される可能性が高い。また、A代表の海外組で今年1月のアジアカップに出場していない選手という意味では、GK川島永嗣(ストラスブール)、DF昌子源(トゥールーズ)、DF植田直通(セルクル・ブルージュ)、MF香川真司(ベシクタシュ)、MF小林祐希(ヘーレンフェーン)、MF中島翔哉(アルドゥハイル)、FW岡崎慎司(レスター・シティ)もコパ・アメリカの招集候補に挙がってきそうだ。

 これまでの代表活動は基本的に23人で臨んできた森保監督だが、今回は4人多い27選手を招集した。その理由については「選手のコンディション的なところでシーズンが終わって間が空いている選手もいるし、これまで実際に活動を通して見てこれなかった選手もいるので、少し多めに選手を招集した」と説明。同時にコパ・アメリカに向けて選手個々のコンディションを上げ、チームとしての連係を高めていく意図もあるだろう。今回のようにキリンチャレンジカップ2試合を行うケースでは「招集した選手にできるだけ多くプレーしてもらう」ためスタメンの総入れ替えも積極的に行ってきたが、「今回はまだ構想としては固まっていない」と話すにとどめ、コパ・アメリカも見据えた選手起用になりそうだ。

(取材・文 西山紘平)