かつてACミランで10番をつけていた本田圭佑【写真:Getty Images】

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メルボルン・Vの退団発表を受けて伊メディア反応 「6月は特別なものになるだろう」

 元日本代表FW本田圭佑は先日、オーストラリアのシーズン終了に伴いメルボルン・ビクトリーから退団することが発表された。

 ACミランでのプレー経験を持つ本田だけにイタリアメディアもこのニュースをレポートしたが、ちょっとした皮肉も交えたものになっている。

 イタリアのサッカー専門メディア「カルチョメルカート・コム」は、本田の退団を「2014年から17年までACミランにいた日本人MF本田圭佑にとって、6月は特別なものになるだろう。メルボルン・ビクトリーと契約満了になったが、その延長をしないことが発表された。したがって、この夏には移籍金なしで違うチームへ行くことができる」とレポートしている。

 一方で、そのミランで「10番」をつけていた時期、特にレギュラーを失っていた時期には「パンキナーロ(ベンチ要員)」「マーケティングマン」といった本田に対して手厳しい批判を繰り返していたイタリアメディアであっただけに、そこにはちょっとした皮肉も付け加えられた。

「ただ、彼の場合はもしチームのない状態を続けていたとしても、決して無職にはならない。選手としての終わりをこの夏に迎えたとしても、カンボジア代表監督の職が残っている」

 いずれにしても、名門ミランでエースナンバーを背負ったという事実は退団から2年が経ってもその動向がレポートされるということで、残した爪痕の大きさを物語る。この夏、本田はどのような選択をして次のチームへ旅立つことになるのだろうか。(Football ZONE web編集部)