ヴィニシウスは21日、「GaGaミラノ」主催のサッカークリニックに登場した【写真:高橋学】

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来日直後に都内でイベント参加 「またここに戻ってくることができれば」と意気込む

 レアル・マドリードのU-23ブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオールが21日、初来日を果たした。

 サッカー王国ブラジルにおいて東京五輪世代を引っ張る存在として期待されるヴィニシウスは、都内で複数イベントに出演予定。来日当日の21日は「GaGaミラノ」主催のサッカークリニックに登場した。

 都内のフットサルコートで開催されたイベントで、ヴィニシウスは「Real Madrid Foundation Football School Japan」の生徒約20名とともにボールを蹴り、親交を深めた。ミニゲームでは随所に持ち前のドリブルテクニックを披露。ワールドクラスの突破力で会場をどよめかせた。

 来日直後にもかかわらず、18歳のレアル“神童”は笑顔を絶やさずに子どもたちと触れ合うサービス精神を発揮。子どもたちとの質疑応答のコーナーでは、フラメンゴ時代のゴールパフォーマンスを伝授する一幕もあった。

 クリニック終了後、取材に応じたヴィニシウスは「自分自身もかつて、(子どもたちと)同じ時代を過ごしたことを思い出しました」と振り返り、「フラメンゴの時も、レアル・マドリードでも、トップチームの選手から愛情を受けた記憶が今でも残っている。自分も同じ立場に立てたことを非常にうれしく思います」と語った。

 来年の東京五輪について問われると、「もちろんオリンピックに出場したいという強い思いを持っています」と告白。さらに「国を代表する形で来年またここに戻ってくることができればいいと思っています」と続けている。

 圧倒的なテクニックと爆発的なスピードに加え、誠実かつ野心的なパーソナリティーも印象的だったヴィニシウス。東京五輪も含め、今後のさらなる活躍に期待が高まる。(Football ZONE web編集部・片村光博 / Mitsuhiro Katamura)