投球が直撃し苦悶の表情を浮かべたエンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

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第4打席で空振り三振した際に右手薬指に150キロ直球が直撃

■ツインズ 3-1 エンゼルス(日本時間21日・アナハイム)

 エンゼルスの大谷翔平投手は20日(日本時間21日)、本拠地ツインズ戦で「3番・指名打者」にスタメン出場し3打数無安打、3三振に終わり2試合連続ノーヒット。第4打席でスイングした際に右手薬指にボールが直撃し苦悶の表情でベンチに引き下がった。150キロ直球が直撃した大谷に敵将も「今経験していることは大変、厳しい状況だ」と心配していた。

 大谷は8回の第4打席で左腕ロジャースが投じた93.7マイル(約150キロ)の内角直球をスイングした際にボールが右手薬指に直撃。思わずバットを放り投げると、苦悶の表情を浮かべしばらくしゃがみ込み動くことができなかった。

 試合後に検査を行った結果、骨には異常がなかったが腫れが残っており次戦への出場は微妙な状況となった。ツインズのバルデリ監督は大谷について「チームに大きな価値をもたらしている」と称えたが、負傷したことについて問われると「今経験していることは大変、厳しい状況だ」と語った。

 この日は3打数無安打、3三振で2試合連続ノーヒットに終わった大谷。ここまで12試合に出場し打率.250、2本塁打、8打点と状態も下降気味。オースマス監督は「早いうちに戻れる」と次戦の出場を明言することはなかった。右肘手術から復帰した大谷に最初の試練が訪れた。(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)