李報道官(資料写真)=(聯合ニュース)

写真拡大

【ソウル聯合ニュース】韓国統一部の李相旻(イ・サンミン)報道官は20日の定例会見で、国際機関の北朝鮮への人道支援事業に800万ドル(約8億8000万円)を拠出すると発表したことについて、「早期に支援が行われるよう措置をとっていく」と述べた。

 韓国政府は17日、国連世界食糧計画(WFP)や国連児童基金(ユニセフ)による北朝鮮の乳幼児や妊産婦への栄養支援、母子保健事業などに800万ドルを拠出すると発表した。

 李氏は「政府と国際機関が協議し、進める問題」として、「北朝鮮側と協議する事案ではないと認識している」と説明。「WFP、ユニセフと今後の具体的な計画について準備していく」と述べた。

 韓国政府はWFPやユニセフとの協議を通じ、事業計画が決まり次第、拠出に向け南北交流協力推進協議会の議決など行政手続きを取る方針だ。

 李氏は「国民の意見を十分に聞いていく」との姿勢を示した。